
2022.6.6
米国株は弱気相場入りを回避、株価上昇を阻むのは「インフレ」か「景気失速」か
米国株は、年初の高値からの下落率が20%に近づいて弱気相場入りが懸念されたが、反発している。過去の株価反発局面や弱気相場が底打ちする際の特徴を整理し、米国株が上昇する条件とリスクを考察する。
auじぶん銀行チーフエコノミスト兼国際金融情報室長
やました・まこと/東京大学経済学部卒。日本証券アナリスト協会検定会員。株式会社三和銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行後、約10年間にわたり日本のマクロ経済や日本国債の市場調査などに従事。その後、2005年から外資系証券会社に移り、2009年からはドイツ証券株式会社のチーフ金利ストラテジストとして、金利・為替市場見通しを国内外の投資家に提供。2020年2月より現職
2022.6.6
米国株は、年初の高値からの下落率が20%に近づいて弱気相場入りが懸念されたが、反発している。過去の株価反発局面や弱気相場が底打ちする際の特徴を整理し、米国株が上昇する条件とリスクを考察する。
2022.5.10
ロシアのウクライナへの軍事侵攻を受けて、主要国通貨では、日本円、ユーロの下落幅が大きい。ユーロは、1.05ドル台と20年ぶりのユーロ安水準となる1.03ドル割れが近づいている。ユーロが、日本円と違い上昇に転ずる4つの理由を明快に説明するとと…
2022.4.11
ドル円が2015年以来となる125円台をつけるなど、ドル高円安トレンドが続いている。貿易などの実需、日米金利差、投機のポジション、為替介入などドル円を左右する材料を整理し、円安がどこまで進むかを考察し、日本政府による円買い介入の効果を検…
2022.3.14
ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始してから、米国株の値動きは不安定で乱高下を続けている。過去のロシアの軍事侵攻時には、米国株は安定していただけに、今回の米国株の動きは注目に値する。米国のインフレや原油価格が過去の局面と大きく異なる…
2022.2.15
1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文は、3月の利上げ開始を示唆した。足元の米インフレは目標とする2%を大きく上回っており、資産価格の先行き不透明感が高まっている。過去5回の米利上げ開始後における米国、日本、新興国の株価や金・原油…
2022.1.25
市場は、3月にも米連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げを決めることを織り込んでいる。そこで過去5回の米国での利上げ開始後のドル円相場をみると、すべてにおいてドル安円高が進展した。ただ、過去の米利上げ開始局面の経済環境は、それぞれ違うた…
2021.12.24
米連邦準備理事会(FRB)は、資産買入の縮小ペースを速め、2022年の利上げ開始を視野に入れた。米国株は史上最高値圏にあるが、価格変動が大きくなっている。過去の米利上げと米国株の関係を整理したうえで、米国株が利上げに耐えて上昇する条件を…
2021.11.29
ドル高円安が進行している。海外への直接投資など実需の円売り需要の増加、海外株価の堅調さ、米金利の上昇など、ドル高円安の材料が揃う。しかし、円安材料が多い時だけに、あえて円高リスクを点検する。
2021.10.18
市場は、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で資産買入の縮小(テーパリング)が決定されると想定している。米金融政策の転換点であり、米国株の下落につながるとの見方もある。しかし、過去のテーパリング後、米国株は長期的には下落していない。…
2021.9.20
菅首相が退陣を表明した後、日本株は大幅に上昇している。次期衆院選での自民党勝利、長期政権が誕生する可能性、新しい成長戦略への期待などが、株価を押し上げたとみられる。衆院選の見通しや自民党総裁候補の政策を整理し、株高が続く条件を考察…
2021.8.17
今年3月以降でみると、米S&P500種株価指数が史上最高値を更新する一方で、日本株は下落しており、日本株の出遅れ感が際立っている。日本株が米国株に比べて弱い要因を、ファンダメンタルズと需給の両面から整理して、日本株が上昇する条件を考察す…
2021.7.28
米10年金利は、3月の1.7%台から一時1.1%台まで低下したが、今後も1.5%以下の低水準で安定するのだろうか。米金利が低下した背景や米利上げの天井と米長期金利の関係を整理し、低金利が続く条件を考察する。
2021.6.29
6月のFOMCは2023年に2度の利上げを示唆。FRBのタカ派転換で、ドル高円安が続くとの見方が強まりつつある。2013年に始まった米金融緩和の正常化局面でのドル円の推移や市場環境を振り返り、今後のドル円の展開を大胆に予想する。
2021.6.1
米国のインフレ懸念の高まりが、米国株を揺るがしている。米連邦準備理事会(FRB)はインフレの加速が一過性との立場だが、インフレだけが先に加速すれば、FRBには抑制手段がなく、米長期金利の大幅な上昇と米国株の下落を引き起こす可能性もある。…
2021.5.11
米長期金利は、年初の0.9%台から3月末に1.7%台まで大幅に上昇した後、1.50-1.75%のレンジで推移している。ドル円は米長期金利の動きを追うように、年初の102円台から3月末には111円近辺まで上昇した後、108円近辺まで下落した。米国株は米長期金…
2021.4.15
米国株が史上最高値を更新している背景として、米クレジット市場の安定がある。ただ、米企業の債務残高は、過去の経験からみて危険な水準に膨らんでいる。今のところ、米クレジット市場が悪化する兆しはないが、クレジット市場が混乱したときの株安…
2021.3.15
米ドルは、昨年3月から下落トレンドだったが、今年に入って上昇に転じている。米長期金利の天井が明確にみえない中、ドル安は終わったとの見方もあるだろう。しかし、最近のドル高は短期的な現象かもしれない。再びドル安に戻る可能性を検証し、出…
2021.2.9
バイデン大統領の大規模な財政拡大への警戒感から、米10年金利は節目の1%を上回った。米長期金利が大幅に上昇すれば、高値圏の米国株を下落させる要因となり得る。過去3回のFRBによる量的緩和や米国景気と米長期金利の関係を確認し、考え得る3つの…
2021.1.19
コロナ禍に見舞われた2020年のドル円の値幅は約11円と、リーマンショック後に比べて小幅に留まった。円売りの投機ポジションが小さいなど、現在の状況はリーマンショック時と大きく異なる。しかし、過去に例を見ない大規模な経済対策が実施されただ…
2020.12.16
コロナ禍において米政府の財政支援で個人所得が急増する一方で、消費が減ったため米個人貯蓄は過剰な規模に膨らんだ。米経済の正常化後を見据えて、過剰な貯蓄が米個人消費の起爆剤になるとの声もあるが、そこまで楽観できるのだろうか。コロナ禍で…
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