2023.6.4
新日本酒紀行「北島」
白い土壁と瓦屋根の門構え、滋賀県湖南市の旧東海道に面した北島酒造は、1805年創業の老舗蔵だ。14代目の北島輝人さんは、お燗すると豊かにさえて切れの出る生酛の酒に出会い、日本酒の未来に可能性を感じる。そこで、滋賀県産米を用い、一本芯の通…
酒食ジャーナリスト
日本古来の食の良さを啓蒙。著書に『厳選日本酒手帖』(世界文化社)、『ゼロから分かる!図解日本酒入門』(世界文化社)など。
2023.6.4
白い土壁と瓦屋根の門構え、滋賀県湖南市の旧東海道に面した北島酒造は、1805年創業の老舗蔵だ。14代目の北島輝人さんは、お燗すると豊かにさえて切れの出る生酛の酒に出会い、日本酒の未来に可能性を感じる。そこで、滋賀県産米を用い、一本芯の通…
2023.5.28
東海道五十三次の宿場町、近江国甲賀の旧東海道水口宿で、1892年に創業した笑四季酒造。創業からの哲学「天地自然の理に従う」を受け継ぐのは、5代目で醸造責任者を担う竹島充修さんだ。目指すのは四季折々、飲めば思わず笑みがこぼれる美酒だ。
2023.5.21
白い大きな鳥が大望を抱いて大空に舞い上がる、そんな気骨ある酒を目指した「白鴻」は、瀬戸内海に近い盛川酒造の定番酒。霊山野呂山の麓、野呂川が流れる自然豊かな里山で、1887年に創業した。創業以来の信条は「食事と楽しめる酒」だ。
2023.5.14
もぎたての果実のような香味と透き通るような味で人気の「作」は、三重県鈴鹿市の清水清三郎商店の清水慎一郎さんが、1998年に立ち上げたブランドだ。輸出も好調で、2021年には新蔵も稼働し、生産能力は1.5倍に拡大。この成功の陰には、清水さんの…
2023.4.30
明石海峡大橋近くで、酒蔵と蒸溜所を併設する明石酒類醸造。社是は「全ての人に酒と笑いと幸せを」と蔵元の米澤仁雄さん。農家、造り手、流通と売り手、消費者の皆が酒を通して笑顔になる幸せな商いを目指す。
2023.4.16
すしと合う酒を徹底して目指す、宮城県石巻市の平孝酒造5代目平井孝浩さん。赤身や白身に合わせた酒を造り、蔵にすしカウンターを設置するほど、すしに傾倒する平井さんに付いたあだ名はすし王子。
2023.4.9
日本有数の渡り鳥の飛来地、新潟市の福島潟(ふくしまがた)で、2021年11月に新しく酒蔵を立ち上げた田中洋介さん。「潟(ラグーン)の生態系のような、多様性のある酒を」と、ラグーンブリュワリーと命名。色も味も世界唯一の、トマトとバジルを用…
2023.4.2
酒造り3年目で、難関の鑑評会で最高位を受賞した加茂錦酒造の田中悠一さん。きれいなうま味が広がる斬新な酒を次々と世に出し、「新潟に彗星現る」と瞬く間に人気銘柄に駆け上がった。探究心の塊、悠一さんが目指すのは「好みの壁を越えられる酒」…
2023.3.26
旭鳳酒造7代目を濱村洋平さんが継いだのは2015年、弱冠26歳の夏だった。急逝した父泰司さんへの敬意を込め、杜氏に教わりながら醸した酒は、父と自分の名から1字ずつ取り「泰平」と名付けた。重責を果たす中、品質向上に励み、この地でしかできない…
2023.3.19
有機の里小川町でワインと純米酒を造る福島有造さん。有機農家が育てた無農薬栽培米イセヒカリを醸造用乳酸無添加の生酛造りで、純米酒「饗之光(あえのひかり)」を醸す。うま味豊かで飲み応えある酒はワイン同様、長期熟成にも向く。
2023.3.12
大吟醸酒を全国に先駆けて商品化したのは、広島県の西条で1873年に創業した賀茂鶴酒造だ。今年、創業150周年を迎え、代々蔵に伝わる言葉「酒中在心(しゅちゅうざいしん)」と命名した酒を新発売。温度を楽しむ生酛など持ち味輝く4本で、地の米と水…
2023.3.5
広島城から近い、広島市中心部に残る唯一の酒蔵、原本店。創業1805年の老舗蔵だ。苦労の末、95年に日本初のマンション蔵として再出発を果たす。6代目が造る、常に新鮮な美酒は、人々を魅了し人気蔵に成長した。
2023.2.26
みりん屋を名乗り、製造と営業をこなして伝統製法のみりんを広める三角祐亮さん。実は、国産原料だけを使う伝統製法のみりんは極めて少ない。みりんを飲んだ客は、濃醇な甘みとうまさに表情を一変する。
2023.2.19
米の全てが、自家栽培を含め無農薬米のみの寺田本家。350年以上続く老舗蔵だ。24代目の寺田優(まさる)さんが杜氏を担い、蔵付きの菌で原点回帰の自然酒を醸す。
2023.2.12
今でこそ日本酒の生原酒は珍しくないが、冷蔵物流や店に冷蔵庫がなかった半世紀前は皆無だった。1972年11月に、鮮度を保持したうま味ある生原酒缶を、日本で初めて商品化したのは新潟県の菊水酒造だ。実は大水害の艱難辛苦を経て生まれた。
2023.2.5
米の酒で起業する若者が増え、どぶろくを含む「その他の醸造酒」の免許で、ホップや果実など副原料を加えた斬新な味の酒が業界をにぎわす。今年の1月、全国どぶろく研究大会が北秋田市で開催された。同市はどぶろくの普及に熱心で、第三セクターの…
2023.1.29
ビール界では自分の醸造所を持たず、他の醸造所を借りて造ることをファントム(幽霊)ブルワリーと呼ぶ。その名を日本酒で名乗るのが立川哲之さんだ。福島第一原子力発電所から17kmの南相馬市小高区で、2022年7月に創業。発酵する泡の様子と福島の…
2023.1.22
膨らみある山廃の純米酒がロングセラーを続ける車多酒造。1960年代、7代目の車多壽郎さんが特徴あるうまい酒を目指し、能登の名杜氏・中三郎さんと苦心の末に造り上げた山廃純米酒だ。
2023.1.8
年明けの朝、無病長寿を願って飲むお屠蘇は、邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせるのが名の由来と伝わる。正月に飲む酒なら何でもお屠蘇と思ったら大間違いで、本来のお屠蘇は、本みりんまたは日本酒をブレンドし、生薬配合の屠蘇散を漬け込んだ薬草酒…
2022.12.25
霊峰白山に源流を発する手取川の扇状地で、1870年に創業した吉田酒造店の代表銘柄はズバリ「手取川」だ。7代目の吉田泰之さんは、山形県の出羽桜酒造で修業し実家の蔵へ入った。農業の未来を見据え、地域の未来を酒造りでつなぐ。
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