2023.11.26
新日本酒紀行「千代寿」
幻となった豊国の酒を惜しみ、復活に尽力したのが、寒河江市の千代寿虎屋3代目の大沼保義さんだ。その保義さんの思いを継いだ息子の寿洋さんは、蔵人たちと一緒に田植えから参加し、豊国の淡麗で優しい口当たりの酒造りに情熱を注ぐ。
酒食ジャーナリスト
日本古来の食の良さを啓蒙。著書に『厳選日本酒手帖』(世界文化社)、『ゼロから分かる!図解日本酒入門』(世界文化社)など。
2023.11.26
幻となった豊国の酒を惜しみ、復活に尽力したのが、寒河江市の千代寿虎屋3代目の大沼保義さんだ。その保義さんの思いを継いだ息子の寿洋さんは、蔵人たちと一緒に田植えから参加し、豊国の淡麗で優しい口当たりの酒造りに情熱を注ぐ。
2023.11.19
全国新酒鑑評会で、昭和の末にはゼロに近い金賞が、2023年は20蔵も受賞し全国一に輝いた山形県。この美酒の礎を築いたのが、山形県研醸会の初代会長で和田酒造8代目の和田多聞さんだ。多聞さんが情熱を注いだのはもう一つ、酒米・改良信交の復活だ…
2023.11.12
赤穂浪士が討ち入り前に飲んだとされる「剣菱」は、江戸で大ブームになり「剣菱を飲むことを『ケンビる』といったそうです」と蔵元の白樫政孝さん。伊丹で1505年に創業した剣菱酒造は、5家が交代して酒造りを受け継ぎ「剣菱は地酒でなく、下り酒」…
2023.11.5
20年以上前にいち早くスパークリングサケを開発し、五段仕込みの純米酒など技術に定評がある六歌仙。山形県産米に特化し、雪女神、出羽燦々、出羽の里、つや姫など米の違いを楽しむ「山法師 純米吟醸」シリーズが人気だ。
2023.10.29
山口県の山奥の旭酒造が醸す、山田錦の純米大吟醸酒「獺祭(だつさい)」は、明快できれいな味が国内外で愛飲され、製造量の4割を輸出する人気酒だ。価値向上を目指して海外生産に挑み、米ニューヨーク州ハイドパーク市に今年の9月、酒蔵を開設。会…
2023.10.22
山形県酒田市に唯一残る酒蔵が酒田酒造だ。引き継いだ頃は、大手に桶売りしていたが、時代の変遷とともに高品質な酒造りへ舵を切り、吟醸酒をいち早く手掛けた。全国新酒鑑評会では、9回連続金賞受賞という実力派だ。
2023.10.8
WAKAZEとは「世界に和の風を吹かせる」意の社名。代表の稲川琢磨さんは、2018年に「その他の醸造酒」免許を取得し、東京で三軒茶屋醸造所を創立。翌年、仏パリ近郊で450m2に2500リットルタンクを12本揃えたKURA GRAND PARISを開設し、パリ市内に、…
2023.10.1
世界初、日本酒の醪(もろみ)発酵の可視化に成功したのが、栃木県小山市の西堀酒造5代目の西堀和男さん。1872年創業、地元消費が9割という地酒蔵だ。
2023.9.17
2022年に創業200年を迎えた田村酒造場のシンボルは、八角形の煉瓦煙突と、蔵を暑さ寒さから守る樹齢千年近い大欅。1800年代の土蔵など登録有形文化財も多く、歴史を刻む自然や建造物が残る。
2023.9.10
丹沢山地と丘陵に囲まれた秦野盆地は神奈川県唯一の盆地で、良質な地下水に恵まれ、「秦野盆地湧水群」は名水百選にも選出された。その秦野市で唯一残った酒蔵が金井酒造店だ。
2023.9.3
嫁ぎ先の酒蔵で杜氏を買って出て、さまざまな鑑評会で受賞を繰り返し「彗星現る」と称された、茨城県結城市結城酒造の浦里美智子さん。2022年の5月に築170年の酒蔵から出火し、隣接する自宅も全焼。れんがの煙突だけが残った。憔悴した美智子さんに…
2023.8.27
飯豊山の伏流水が上質な日本酒を生み、最盛期は30軒、今も9軒の酒蔵があり、最も若い蔵が創業1919年の喜多の華酒造場だ。定番酒は「蔵太鼓」で、30年前、3代目兼杜氏の星敬志さんが、甘口の酒が多い中、辛口酒で勝負した1本。
2023.8.13
林業の町、福島県古殿町は鮫川沿いの山間の集落。町の中心部を走る、いわきから白河へ塩を運んだ御斎所街道沿いに、天保年間に創業したのが豊国酒造だ。僻地故に外から競合の酒が入らず、200年以上も地元だけで酒を売ってきた。
2023.8.6
福島県会津若松市北西部、郊外の田んぼに囲まれ酒造りをする花春酒造。創業は1718年、初代宮森久右衛門が鶴ヶ城外堀東門の天寧寺口(てんねいじぐち)で始め、天寧寺の宮森さんで「天宮(てんみや)」さんと呼ばれた。
2023.7.30
東京都心から西へ50キロメートル、標高599メートルの高尾山の名物は、とろろそば。麓から山頂まで20軒が工夫を凝らして提供するが、そのお供になる酒が、薬王院のお神酒でもある「高尾山」だ。醸造元は隣のあきる野市、秋川流域にある中村酒造。酒…
2023.7.16
株主は地域住民という全国でも珍しい酒蔵が、岩手県一関市の磐乃井酒造だ。創業100周年記念に新銘柄「百磐」を発売。杜氏の佐藤竜矢さんは、杜氏・営業・経理に総務も兼任しながら、地域に根差し、次世代につなぐ蔵を目指して奮闘する。
2023.7.9
2012年に静岡県で最も新しい酒蔵、静岡平喜酒造が復活した。温暖な気候での酒造りが難しく、岡山県に蔵を移転していたが、技術の進歩により静岡でも上質な酒造りが可能になったことで、50年ぶりに里帰りした。
2023.7.2
近江盆地の中心部、鈴鹿山脈の豊かな水に恵まれた愛荘町で、1831年に創業した藤居本家。7代目の藤居鐵也さんは、「何千年の歴史が育んだ酒造技術と、四季が巡ってできる米を丹精込めて醸すのが日本酒」と話します。
2023.6.25
京都府は日本酒生産量第2位を誇る酒どころ。主産地は大手蔵が集まる京都市伏見だが、現在、伏見を除く京都酒造組合には3蔵が属し、洛中には佐々木酒造が残るのみ。4代目の佐々木晃さんが力を注ぐのが、酒蔵ツーリズムだ。
2023.6.11
関東平野の真ん中、埼玉県幸手(さって)市で1840年に創業した石井酒造。8代目の石井誠さんは、「生産者の顔の見える米」で醸した酒で今春、英国で開催されたIWC(インターナシヨナルワインチヤレンジ)のSAKE部門でダブル初受賞に輝きました。
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