諸星陽一
クルマを運転する際は、おカネやガソリンの無駄遣いを防ぎ、燃費のいい走り方をしたいものです(電気自動車の場合は電費)。そのために必要な考え方と「やってはいけない走り方」について、安全運転講習会や試乗会のインストラクターも務める筆者が解説します。

世界的に見ても、日本は特に「渋滞」に悩まされている国の一つです。国土交通省などが渋滞解消に取り組んでいるにもかかわらず、道路の混雑はなぜ解消されないのでしょうか。その要因を、前後編に分けてお届けします。後編のテーマは「高速道路」。ドライバーの「憩いの場」になるはずが、大渋滞を招いているパーキングエリアとは?

「交差点での渋滞」なぜ起きる?悪気なく周囲をジャマするNG行為とは
世界的に見ても、日本は特に「渋滞」に悩まされている国の一つです。国土交通省などが渋滞解消に取り組んでいるにもかかわらず、道路の混雑はなぜ解消されないのでしょうか。その要因を、前後編に分けてお届けします。前編のテーマは「一般道」。交差点で人々が悪気なくやっているNG行為とは?

「登録済み未使用車」をご存じでしょうか。新車登録が済んでいるにもかかわらず、実際には使われていないクルマです。いわゆる「未使用の中古車」であり、「新古車」とも呼ばれます。こうした車両は中古車市場で安く手に入りますが、「ほぼ新車なのに安い」という「うまい話」には裏があります。

クルマを所有せずに利用する方法は、レンタカーやカーシェアリングだけではありません。昨今は月額料金を支払ってクルマを借りる「カーリース」「サブスクリプション」が個人向けにも浸透しつつあります。そのメリット・デメリットを徹底解説します。

レンタカーを利用する際は、店頭でスタッフから「保険の説明」を受けるのが一般的です。この際、「よく分からないな」「早くクルマに乗りたいな」と聞き流すと、万が一事故を起こした際に「思わぬ支出」が生じる恐れがあります。その内容と予防策を、レンタカーやカーシェアリングの基礎知識と合わせて解説します。

車高が低いクルマを見かけたとき、「不良が乗っているのかな」「ガラが悪そうだな」と感じてしまう人がいるかもしれません。ですが実は、車高が低いクルマには、単に「悪そうに見える」だけではない利点があるのです。その具体的内容を、歴史的背景を交えながら解説します。

「日本車王国」崩壊のタイで中国EVが急拡大!「急速充電可で230万円」激安モデルに「超高性能」スポーツカーも
タイは「日本車王国」というイメージが根強い国でした。しかし、それも今は昔。最近のタイでは、必ずしも日本車が大人気というわけではありません。その代わりに、政府の優遇策の効果もあって「中国ブランドのEV」が急速に普及しています。その実態をお届けするべく、バンコク国際モーターショーで展示されていた中国EVの中から要注目モデルを紹介します。中には「急速充電可で230万円」の激安モデルや、わずか1.9秒で100キロに加速するスーパースポーツカーも――。

テスラだけじゃない…タイで「EVトラック競争」勃発!いすゞが打ち出す秘密兵器とは?
電動トラックと言えば、テスラの「サイバートラック」が知られていますが、世の中で開発が進んでいるモデルはそれだけではありません。ピックアップトラックの「聖地」と言えるタイでは、中国やベトナム、そして日本のメーカーが入り乱れての「電動化競争」が起きつつあります。BYDなどの著名メーカーが参戦する中で、日本のいすゞ自動車が世界に打ち出そうとしている新モデルとは――。バンコク国際モーターショーでの取材をもとにリポートします。

日頃から何気なくガソリンスタンドを訪れ、愛車に給油している人は多いはず。ですが、ガソリンについての情報は意外と知られていません。「ハイオク」とは何の略語なのでしょうか。レギュラー仕様のクルマにハイオクを入れると故障するのでしょうか。そんな豆知識を、安全運転のプロが基礎から解説します。

アクセルとブレーキの踏み間違い事故を防ぐ方法として、「左足ブレーキ・右足アクセルで運転するべきだ」という論調が根強くあります。この技術はモータースポーツでは一般的であり、乗用車の運転に取り入れても違法ではありません。今回はレースで「左足ブレーキ」を駆使した経験を持つ筆者が、一般車の運転におけるメリット・デメリットを詳しくお伝えしていきます。

「アクセルとブレーキの踏み間違い事故」は高齢者だけでなく、あらゆる年齢層のドライバーが引き起こす可能性があります。踏み間違いは複数の要因が絡み合って起こるもので、「これだけ気を付ければ大丈夫」という単純なものではありません。悲惨な事故を未然に防ぐためにも、ドライバーは事故を招くさまざまな要因を知っておくべきだといえます。本稿ではその中から、特に気を付けるべき「3つのポイント」をお伝えします。

交通ルールを守ったつもりでクルマを運転していても、実際は詰めが甘く、交通違反で検挙されてしまう――。車道はそんな悲劇であふれています。では、どんな点に配慮すれば法規に違反せずに済むのでしょうか。安全運転講習会や試乗会のインストラクターも務める、モータージャーナリストの筆者が解説します。

車の運転「ヘタなままの人」と「上達する人」の差とは?爆音で音楽をかけて走る人は…
路上には「良い人」ばかりではなく、いろいろなドライバーがいます。爆音で音楽を流しながら運転する人。スピードを出したがる人。自分が絶対に正しいと信じている人。そうした人々は免許取得から時間がたち、ある程度運転に慣れているのでしょう。ですが、必ずしも運転技術や危機察知能力が高いとはいえません。単に「雑だから」「気性が荒いから」ではない、その納得の理由を安全運転インストラクターが解説します。

クルマの「ウインカー」は、車線変更などを周囲に伝える重要な機器です。ですが、その使い方がずさんになっているドライバーが多くいます。ウインカーの使い方が後続車に不快な印象を与えたせいで「あおり運転」の被害に遭う場合もあります。もちろん「あおり運転」は許されない行為ですが、周囲に配慮してお互いに気持ちよく運転するためには、ウインカーの活用法を見直すことも重要です。

クルマのスピードが速い高速道路に「危険」という印象を持っている人もいるでしょう。ですが実際は、高速道路は歩行者や自転車と接触するリスクがなく、一般道よりも運転しやすい側面があります。そうした中で盲点といえる「事故多発エリア」が、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアです。SA・PAが事故の温床になりかねない3つの理由を、モータージャーナリストの筆者が解説します。

急速に普及している電動キックボード。安定性に課題があるにもかかわらず、法改正によって「16歳以上なら免許不要・ヘルメット着用は努力義務」と規制が緩和されました。ドライバー側からすると、ヘルメットを着用せず、交通ルールを無視して走行する電動キックボードは事故を招きかねない危険な存在でしょう。そうした車両に出くわした際に、無用な事故やトラブルを起こさないための“2つの合言葉”を伝授します。

道を譲ってくれた車に感謝の意を示す「サンキューハザード」。運転をしている際、円滑なコミュニケーションのためにチカチカと点滅させがちですが、実は「事故につながる危険な行為」だといえます。そう言い切れる理由を、安全運転講習会でインストラクターを務めた経験を持つ筆者が解説します。
