諸星陽一
人気映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、マイケル・J・フォックス演じる主人公マーティが欲しがっているクルマは、トヨタ自動車の「ハイラックス」でした。当時このクルマが若者に人気だったのは、意外な理由があります。

2月3日午後、スズキ「ジムニーノマド」が受注爆増でオーダーストップになる事態に。「ユーザーが本当に乗りたいクルマ」とは何か、他の自動車メーカーの人たちにも、よくよく考えてほしいものです。

電気自動車(EV)などのエコカーを購入する際の補助金が4月から最大5万円増えます。ガソリンが高騰する中で、実用的でコストが低い「軽EV」が再注目されています。パイオニアは三菱自動車の「i-MiEV」ですが、こちらは売れませんでした。一方、日産自動車と三菱自がタッグを組んだ「サクラ/eKクロスEV」は大ヒット。その違いは何だったのでしょうか。

1月末から中華圏の旧正月・春節が始まります。中国人観光客のビザ緩和に対して反対意見も出ていますが、筆者が懸念しているのが「外国免許切替」問題です。いとも簡単に日本の運転免許を取得できてしまうこの制度は、まるで「免許ロンダリング」で、裏技的な意味もあります。問題点を解説します。

ガソリン補助金が1月16日から縮小する影響で、レギュラーガソリンの平均価格は1リットル185円程度まで上昇しそうです。消費者の負担が大きくなる中で、電気自動車(EV)という選択肢は「あり」でしょうか?現状、多くの人が「なし」と言いそうですが、地方では事情が違ってきます。ガソリンスタンドの減少とEVの利便性について改めて考えてみましょう。

タクシードライバーといえば、「運転のプロ」という印象が強いですが、たまにとんでもなく運転が下手なドライバーに当たることがあります。なぜそんなことが起こるのでしょうか? 答えは、タクシードライバーを養成する免許と、タクシー業界を守る規制にありそうです。

いわゆる不良やヤンキーは、クルマのタイヤを“ハの字”にする改造を好みがちです。皆さんも、そうしたクルマを見かけて「ガラが悪そうだな」「何の意味があるのか」と感じたことがあるかもしれません。ですが実は、タイヤの角度を変える改造にはメリットもあるのです。その詳細を踏まえながら、不良が“ハの字”を好む理由を解説します。

冬の運転で気を付けたいトラブルについて、専門家が解説します。(1)サマータイヤの保管、業者任せで大丈夫?(2)ラジエーター液は薄くない?凍ってエンジン割れるよ(3)ウォッシャー液は大丈夫?GSで足してもらったのは薄いよ、の3大テーマに触れます。

今年も「冬用タイヤ」を意識する季節が来ました。降雪地域の人は、迷わずスタッドレスタイヤを装着するでしょう。一方、雪が「降るかもしれない」地域の人に注目されているのが、進化したオールシーズンタイヤです。居住地域とタイヤの残り溝、コスパも踏まえて「賢いタイヤの履き替え方」を解説します。

クルマのメンテナンスというと、多くの人がまず思い浮かべるのがエンジンオイルの交換でしょう。その交換時期については、実にさまざまな「説」が紹介されています。中でも、「こまめに交換することこそが美徳」のような書きぶりをよく見かけます。果たして、それは本当に正しいのでしょうか?

新車に傷があった、納車時期が遅れた、整備や修理、車検で預けたらとんでもないトラブルに見舞われた――筆者の実体験も基に、起こりがちな「自動車ディーラー事件簿」をお届けします。最終組立工場から出荷されたクルマが購入者の手元に届くまで、どんなドラマがあるのでしょうか?

11月1日の道交法改正により、自転車の「スマホしながら運転」と「酒気帯び運転と同ほう助」が厳罰化されます。が、今回も結局はポーズで終わってしまわないか、心配です。自転車にも運転免許を義務づけて、点数制度も導入すべきではないでしょうか。来年から運転免許証とマイナンバーカードが一本化されるのは、いい機会かもしれません。クルマ対自転車の事故で過失相殺が自転車に有利になること、自転車が法規を守らなかった際にクルマにも責任を負わせるような風習には、筆者は納得いきません。

電動キックボードが流行しています。が、利用者の順法精神は低く、横暴な運転が目立ちます。筆者の概算ですが、飲酒運転の検挙割合も非常に高いのです。そうした中、電動キックボードのレンタル最大手であるLuupが、監査役に元警視総監を迎え入れました。果たしてこのことで、電動キックボード利用者の運転マナーは良くなるのでしょうか?

最近、街で見かけることが増えた「やたらと速い自転車」。バイクなのか、電動アシスト自転車なのか? 合法なのか、違法なのか? 普通の人にはよく分からないことだらけでしょう。車道と歩道を縫うように走り去っていくこの乗り物を、警察はもっと取り締まってくれないのでしょうか? モータージャーナリストで安全運転インストラクターの専門家が、「謎の自転車」の正体に迫ります。

2025年のモビリティ一大ニュースとして、「ホンダやスズキが原付の生産を終了」する見通しです。通勤通学や買い物など生活の足として重宝される原付ですが、来年以降は消滅してしまうのでしょうか? 生産終了の背景や、今後も原付に乗り続ける方法、復活の可能性について迫ります。

「タイヤがハの字」のクルマ、たまに見かけるけど何のため?→専門家の解説が的確すぎた!〈2024年度上期・人気記事4位〉
いわゆる不良やヤンキーは、クルマのタイヤを“ハの字”にする改造を好みがちです。皆さんも、そうしたクルマを見かけて「ガラが悪そうだな」「何の意味があるのか」と感じたことがあるかもしれません。ですが実は、タイヤの角度を変える改造にはメリットもあるのです。その詳細を踏まえながら、不良が“ハの字”を好む理由を解説します。

クルマを運転する際の道案内として、スマホの地図アプリに頼る人も多いでしょう。「もはやカーナビは時代遅れ」との声もありますが、一方で、Googleマップに頼る運転に不安も残りませんか? クルマの専門家が、「Googleマップで十分」説を多角的に検証します。【前後編の後編】

平成の時代にカーナビが普及した後、今ではスマホの地図アプリが道案内の役目を担うことも多い中、「もはやカーナビは時代遅れ」との声もあります。一方で、Googleマップに頼る運転に不安も残りませんか? モータージャーナリストで安全運転インストラクターの専門家が、「Googleマップで十分」説を徹底検証します。【前後編の前編】

運転免許取得に関して、「裏校」「闇校」などと聞いたことはありませんか? 何とも怪しげなワードですが、実際はどんな所で何をするのでしょうか? モータージャーナリストで安全運転インストラクターの専門家が、試験場の周りで営業している「謎の塾」の正体に迫ります。

運転免許を取得したいと思って自動車教習所を調べてみると、「公認」「非公認」「指定」「届出」などと、いくつか種類があることに気付く人も多いでしょう。その違いは何か。それぞれ、どんな特徴とメリット・デメリットがあるのか。モータージャーナリストで安全運転インストラクターも務める専門家が解説します。
