2025.6.23 戦争は突然起こるわけではない、戦前の六大学を巻き込んだ「文化戦争」の3つの時期 野球で有名な六大学だが、戦前は学の独立を脅かされる「文化戦争」に巻き込まれた時期もあった。政府・軍と東京六大学の関係は、時期と大学によって異なるが、大学が設立された19世紀後半から1945年の敗戦に至るまで、3つの時期に分けることができ…
2025.6.16 上皇を教育したリベラリスト・小泉信三が、戦中の慶大塾長時代に「好戦家」へと豹変した“止むに止まれぬ事情” 戦時中に慶應義塾大学塾長を務めた小泉信三は、自由主義経済学者、マルクス主義批判の知識人として知られ、戦後は皇太子教育の全権委任者を務めたリベラリストとして知られる。しかし塾長時代はあたかも学生を戦地に送り出すことに情熱を注いでいる…
2025.6.9 学の独立か、大学の存続か…戦時下の大弾圧を乗り切った早大総長の評価が今も分かれる理由 1943年に学徒出陣を控えた早稲田大学と慶應義塾大学の野球部の壮行試合、いわゆる「最後の早慶戦」が行われた裏で、試合の実現に向けた土壇場の駆け引きがあったことをお伝えした。開催に最後まで難色を示したのは、早稲田の田中穂積総長だった。折…
2025.6.2 「最後の早慶戦」はなぜ実現したのか?軍部に睨まれた早稲田大学で起きていた土壇場の駆け引き【東京六大学野球連盟発足100年】 1925年に東京六大学野球連盟が発足して、今年で100年。当時は六大学に言論封殺の影が漂い始めた頃だ。世界各地で戦争が勃発し、学問の場で言論封殺が起きている現代に通じる雰囲気がある。再び世界や日本が誤った方向に進まないためにも、当時の世…
2023.3.9 中高一貫校で「元・神童」が陥りやすい挫折、親がすべき心構えとは? 小学校では無敵だった神童が、意気揚々と受験し入学した名門中高一貫校で挫折を味わうというのはよくあること。多感な時期で、環境の変化によって調子を崩しやすい年ごろの子どもが立ち直るために、親ができることとは?