頭痛薬を買う時は、成分の
「単一」「複合」を見きわめて

頭痛薬の服用タイミングは、<br />片頭痛の人は異常な空腹感や生あくびイラスト:えなみかなお(asterisk-agency)

ドラッグストアや薬局に並ぶさまざまな市販の頭痛薬を見て、「わたしの頭痛にはどれがいいの?」と悩まれる方も多いと思います。

そこで、頭痛薬を購入する時は、まずパッケージに書かれた成分表示を確認して、「複合成分」ではなく「単一成分」の頭痛薬から使い始めるのがいいでしょう。

「複合成分」の頭痛薬には、鎮痛効果を高めたり、胃の粘膜を守る成分が含まれています。

ですが、成分の種類によっては、眠気が出たり、使用過多になると効果が薄れたり、依存性が出たりするため、まずは、そのクスリの「単一成分」の頭痛薬が自分の頭痛に有効かどうかを、確認することが大切なのです。

「単一成分」の頭痛薬としては、アスピリンやイブプロフェン、ロキソプロフェンなどが知られています。

長年、医療機関で使われて実績のある成分が市販化されたものを「スイッチOTC医薬品」と呼びますが、これは、「医療用医薬品から市販薬にスイッチされたOTC医薬品」という意味です。

これらは、医師が処方する「医療用医薬品」とは異なり、薬局やドラッグストアでも買うことができますが、購入の際には薬剤師からの服薬指導が必要になります。

●ポイント:頭痛薬の使い始めは「単一成分」で効果を確認