銀座松坂屋内へのラオックス出店、洋服の青山の銀座出店、ユニクロの店舗リニューアル、そして、2011年秋にルミネが有楽町西武跡地へ出店など、銀座・有楽町に対する見方が、「売上を上げられる最高立地」から「アジアの観光客にアピールする実験場」という位置づけに大きく変化しています。これが来年以降、さらに強まるため、銀座の地価も上がるでしょうし、好立地の確保が難しくなるでしょう。

「AKB48大人気」から来年のトレンドを分析!<br />2011年ヒットキーワード大予測

 銀座は日本中のお客様を集める街としてだけでなく、世界中から人を集める国際商業都市へと変化する年となります。これは新宿、渋谷、池袋という都心の街づくりにも影響を与え、それが地方へと飛び火する可能性もあります。

 2011年は、「街の動き」からトレンドを探ることが大切になりそうです。

 銀座が変わっていった背景には、ファッションブランドの海外有力企業が次々と出店し、街の様相を一変させたという背景があります。それがファストファッションです。H&M、ZARA、アバクロ、フォーエバー21など、世界の有力ファストファッション企業が銀座、新宿などに集結しています。これは日本だけでなくアジア拡大への布石となり、アジア市場でのシェアを上げたい企業の拠点となっていきます。

 2011年以降はこれらの企業の地方出店が加速し、同時にアジア各国へと展開スピードを速めるでしょう。ファストファッションの動きは世界企業の戦略の行方をも意味しているのです。

 これ以外にも機能性商品が衣料品や食品、住関連商品などに拡大する、EV(電気自動車)の普及がスタートする、LEDの普及による省電力化が進み、それが家庭に入り込んでいくなど、まったく新しい機能を持った商品やサービスも増えていく1年になります。

 時代は激変の時を迎えています。消費者の間では漠然とした「不安」が拡大しているように思います。その不安を取り除いてあげられるようなサービスや商品を開発した企業に注目が集まるはずです。いつの時代も、企業は「誰かの役に立つこと」が必要なのです。

 何をすれば役に立てるのか。それを真剣に考える年が2011年だと私は考えています。2011年を「お役立ち元年」として、新しいトレンドを作っていきましょう。