【知らない方が幸せだった】「真実」にこだわりすぎた人が失ったもの
誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で悩みが吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

真実

【精神科医が教える】良かれと思って人間関係を壊す人の特徴『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)より
「真実を知りたい」って
気持ちは分かるけど、
「真実を知ってどうするのか」
ってことも
忘れちゃいけないのよ。

労力ばかり使って誰も得しないようなことは、
別に知らなくたっていいじゃない。
過去とか本音とかね。これが生きる理由よ。

真実を追い求める前に考えるべきこと

真実を知りたい」という欲求は、人間の自然な感情です。特に過去の出来事や人の本音に対して、真相を突き止めたいと思うのは当然かもしれません。

しかし、それを知ったところで誰かが傷ついたり、心が重くなったりするだけなら、本当にそれを知る価値があるのでしょうか。

知らないことにも意味がある

すべてを明らかにすることが、必ずしも幸せにつながるとは限りません。むしろ「知らないままにしておくことで守られる心」もあるのです。

知らないことによって人間関係が保たれることや、前向きに生きていけることもあります。

エネルギーの使い方を選ぶ

限りある自分の時間とエネルギーを「誰も得しない真実探し」に使うのはもったいないことです。

それよりも、今ある幸せや未来への行動に注ぐほうが、自己成長につながります。

生きるために必要なのは「今」

過去や誰かの本音よりも、「今ここで、自分がどう生きるか」が大切です。手放すことで軽くなることもあるのです。

真実よりも、自分がどう在りたいかを軸に生きる――それが、よりよい人生への第一歩になります。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。