「売れる」と「売れない」の違いとは何か? 売れる商品・サービスには「おもしろそう!」「こんなのがほしかった!」を形づくる4つの要素がある。人の心を動かす究極のメソッドを、新刊『どうすれば、売れるのか?』から一部を抜粋して紹介。

売れるコンテンツの4つの特徴

 今回は「売れるコンテンツ」とは何なのか、売れるコンテンツにはどういう要素があるのかを具体的に解説していきます。

 売れるコンテンツとは、「あ、これおもしろそう!」「こんなのがほしかった!」と言ってもらえるコンテンツです。それはみなさんに同意していただけると思います。

 ですが、これだけではあまり意味がありません。大事なのは、「おもしろそう」「ほしかった」が、どんな要素で構成されているかを知ることです。

 どういう要素を満たせば「おもしろそう」と思ってもらえるのか、「こんなのがほしかった」と思ってもらえるのか、です。それがわからなければいけませんね。「おもしろいと言ってもらえる商品を企画しなさい」と上から指示をしても、どう考えればそれが達成されるのかがわからなければ意味がないです。

 ぼくは、長い間、本を作ってきました。本はそのまま“コンテンツ”です。売れる本と売れない本の違いを数多く分析することで、その“おもしろそう”の要素を見つけることができました。それが次の4つです。

 コンテンツが“おもしろそう”“それほしい!”と言ってもらえるようになるには、4つの要素が必要です。それは、

(1)ベネフィット
(2)資格
(3)目新しさ
(4)納得感

 です。
 商品は、お客さんにお金を出して買ってもらうものです。そのために前提となるのが「(1)ベネフィット」「(2)資格」です。これが前提です。この二つがなければ、お金をもらう商品・サービスとして成立しません。

 そしてその上で、より魅力的、よりおもしろい、より「それほしい!」と思ってもらえるようになるために「(3)目新しさ」「(4)納得感」が必要なのです。

 これらは、ぼくが出版社の経営者として、著者として20年試行錯誤してきた結果、たどり着いた要素です。それぞれについてこれから詳しく解説していきます。