昼食には何をどう食べればいいのか?
朝食がしっかりとれていれば、昼食は糖質の少ないそばにするとか、おにぎり1つくらいにするなど、軽めの食事でも十分にお腹は満たせます。コンビニエンスストアで売っている甘栗、焼き芋、バナナなどもおすすめです。甘いものは、なるべく精製されていない、自然に近いものでとったほうが血糖値の上昇もゆるやかで、消化の負担が少なくなってくるからです。
血糖値を気にする人は、GI値がさらに低いカシューナッツ、くるみなどのナッツ類やチーズ、ゆで卵などを組み合わせてもいいかもしれません。
いずれにせよ、仕事のコンディションを整えるうえでは、ランチにラーメンとライス、丼物とそばのセットなどの炭水化物(糖質)の組み合わせは禁物です。
朝断食にトライした人も、こうしたセットメニューをどか食いするのは控え、腹八分目の食事を心がけるようにしましょう。「食べすぎたら午後は使いものにならなくなる」くらいの意識があると、昼食のとり方も工夫できるようになっていきます。
食事をするということは、消化の際に副交感神経が働くため、交感神経の戦闘モードから休息モードへの切り替えにつながります。慌ててガツガツ食べるということは、消化も進まず、ストレスフルな戦闘モードが持続するということです。
戦闘モードは、ただでさえ血糖値が上がりやすい状況なのです。ストレスを抱えたまま、ごはんを一気にかき込んだら、グルコーススパイクはさらに助長されるでしょう。
何を食べるかだけでなく、意識のモードを「ゆっくり」に切り替えることも心がけ、午後の睡魔とイライラを乗り切っていきましょう。