「山の八白」を崩壊させる
“強情”と“強欲”
「山の八白」の中で独立精神がない人は、表面的な態度は活発ですが、内には物事に対して臆病な心があります。
自らの特性を生かしていない人は、何でもすぐに強情な意地を張ってしまい、すぐにカッとなってしまいがちです。
こうした頑固な気質は、会社や家庭を崩壊させ、人に騙されるなどの取り返しのつかないことにもつながります。
倒産や詐欺に遭う危険性すらあるので注意しましょう。
また、変に強情になりすぎると、それを通り越して「強欲」になります。
先の見えない、ギャンブル的なことにはお金をジャブジャブ使いがちですが、自分のまわりの親戚に対してなどにはお金を出し渋るケースも多々あります。
その結果として、離別などにより、孤独な人生を歩む人も多いので十分に気をつけてください。
欲望を満たす気持ちが強いとその姿勢が他から非難されることがあります。
若いときの地位や財産はあくまで一時的なものです。油断は禁物です。
「山の八白」との上手な接し方
情報よりも情熱を持って情に訴えることが大切です。
山の八白人は情に厚く、頼られることを好み、身近な人を特に大切にする傾向にあります。
まずは、相手の意見をじっくり聞きましょう。
そして、自分の意見や主張と共存できる点や、似ている点を探すことから始めましょう。
また、山の八白人は基本的に自我が強く、プライドが高いので、間違っても、自分の意見を強引に押しつけ、反対意見でプライドを傷つけたりしてはいけません。
何を言っても聞かない頑固者になってしまいます。
まずは、信頼関係を築くことが最優先です。
相手を立てて、認め、頼り、誠意を持って対応することで、仲間として認めてもらえれば、よい関係は持続できるでしょう。
たくさんの情報やデータの解説より、誠意と情熱を込めて夢を語ることが大切です。
本書には、「ええ? あの人が『山の八白』だったの!?」という意外な人がたくさん掲載されています。これを知っているだけでも、ビジネスでもプライベートでも盛り上がるでしょう。ぜひご活用ください。
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント。早稲田大学商学部卒業。
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6か国20都市以上にあり、塾生は700名超。