志望順位は何を基準に変えていけばよいのか

  就職活動を始めるに当たって、大学の就職課で就職ガイダンスがある。
  就職課の先生と、面談をするところもある。その際、志望企業を第3志望まで書かされる。
  就職課の先生は、みんなの書いた第3志望までの企業名を見て、半分笑いながら、半分むっとした顔で言う。
  「冗談はさておき、いったいどこに行きたいんだ。まじめに考えろ」

  みんなにとっては、冗談で書いているつもりなどさらさらなく、真剣に書いたつもりなのだが、就職課の先生からしてみれば、ただ、超々人気企業を並べているだけとしかうつらないのだ。
  就職活動を何もしていない段階では、夢のような超々人気企業を思う存分書いてもかまわない。
  ところが、就職活動を経て、このレベルでは、心もとない。

  1人平均80枚のプレエントリーをする。
  こう言うとすぐ誤解する人がいて困るのだが、これで十分と言っているのではない。
  あくまで平均が80ということで、就職活動なんてしたくないという1社もエントリーしない人も含めて平均80社ということなのだから、就職活動を真剣に頑張ろうと思っている人は「少なくとも」160社は出さないといけないことになる。
  その時点で、だいたいみんなの頭の中には、1番から80番までの志望順位がなんとなくあるはずだ。