就職活動を始める前には、とりあえず1番の会社から80番の会社までの志望順位があって、就職活動の過程で、順位はどんどん入れ替わっていくだろう。
  いや、変わっていかなければおかしいのだ。
  そうして、最終的な1社が決められるわけである。

  順位はどのようにして入れ替わるのか?
  その会社に行ってみるまでは、おしゃれなコマーシャルをして、かっこいい企業だと思っていたが、実際に訪問してみると、おしゃれとは程遠い社員が出てきてがっかりすることがある。
  そうすると、当然、その会社の志望順位は自分自身のランキングの中で、下に回される。
  面白いコマーシャルをやっているので、自由な雰囲気の会社なのかなと思って訪問してみると、お役所かと思うほどカタイ社員が出てきたりする。
  この場合も、やはり、その会社は順位が下がる。イメージのいい会社は、期待度が高いだけに、実際にその会社に行ってみると、それほどではなく、順位を下げるということが少なくない。

  もちろん、順位が下がる企業ばかりではない。
  訪問するまで、それほど期待はしていなかった企業が、実際に訪問して、採用担当者や社員に会ってみると、意外によかったりすることも多い。
  もちろん、この場合、その会社の順位は上がることになる。順位を入れ替える要素としては、会った人の持つ比重が高い。つまり、会った人で志望順位を入れ替えていけばよいのだ。

  もちろん、いくら自分でいいなと思っても、落ちてしまう場合もある。
  そういう時は、その会社は自分には向いていなかったのだと解釈すること。
  就職活動とは、志望順位を入れ替えていく作業なのだ。
  就職活動を終える時、志望順位が入れ替わっていなかったら、結局、何も就職活動をしていなかったことになる。

①志望順位は、実際に会社に行けば入れ替わる
②就職活動は志望順位を入れ替えていく作業だ
③志望順位を入れ替える基準は、会った人