四輪駆動のような走り味
リーフのe-ペダルは雪上に最適

 試乗の後半戦は、公道での雪上走行だ。ルートは約15kmの山間部で、交通量がある程度ある場所では圧雪路で、さらに山側では新雪をかき分けて走る場面もあった。

 まず、X-TRAILに乗って四駆で走り、リーフとの比較の基準軸を自分の身体に叩き込んだ。

 そして迎えたリーフ。走り出してすぐ感じたのは、e-べダルの“ありがたみ”だ。e-ペダルのスイッチのオンとオフを試すと、はっきりとオンの方が走りやすい。これは、筆者のような自動車関連産業に長年携わるような者ではなく、日頃は軽自動車に乗っている主婦層でも「すぐにわかる」レベルだ。それほどまでに、e-ペダルの効果が大きい。

 繰り返すが、新型リーフのe-ペダルはノートe-POWERとは違い、ブレーキを踏まずにアクセルをオフにした状態で、モーターの回生だけではなく、後輪の油圧ブレーキも制御することで、四輪駆動のようにクルマの姿勢が安定するのだ。

氷上でも操縦安定性に優れた性能を発揮した、ブリヂストンのスタッドレスタイヤ・ブリザック Photo by Kenji Momota

 しかも、コーナーリング中でも、ハンドルの操舵角度を少な目にして、アクセルのコントロールでクルマの向きを変えることができる。これはタックインと呼ばれる走行現象だ。アクセルオフで荷重を後輪から前輪に強めることで、前輪と路面のグリップ力が増す。このタックインが、e-ペダルとだ実に自然に起こる。

 e-ペダルをオフにすると、タックインを起こすために何度かアクセルのオンオフを繰り返す必要があるが、e-ペダルがオンだと、アクセルオフ1回だけでクルマの姿勢がピタリと決まるのだ。とにかく気持ちがいい。リーフがまるで、四駆のように感じる。

 こうしたe-ペダルによる効果は、走っている時の「操る楽しさ」はもちろん、滑りやすい路面状況での安心感に直結する。