PIAGET

~アルティプラノ アルティメート・オートマティック

ジュネーブサロン開幕!2018年、注目の新作時計を紹介する!【Vol.8】ピアジェ自動巻き、18KWGケース、41㎜径 325万円(税別 予価)

また更新された世界最薄の自動巻きウォッチ

 時計界のトレンドとして、ケースは 小さく、薄くなってきている。そんななか極薄時計を作り続け、毎年のように世界最薄記録を樹立しているのがピアジェである。

 ピアジェが、腕時計ブランドとして大きな脚光を浴びたのが1957年。つまり61年前、「ピアジェ アルティプラノ」ファーストモデルの発表時である。アルティプラノに搭載された手巻きムーブメント「キャリバー9P」は、厚さがわずか2㎜。それに合わせた超薄型のケースとシンプルでエレガントなデザインの組み合わせは、時計製造における革命でもあった。

 そして、その3年後の60年には厚さ2.3㎜、マイクロローターを採用した自動巻きムーブメント「キャリバー12P」を完成。手巻き、自動巻きの両方で“超薄型”モデルを完成させたピアジェは、この頃から極薄ウォッチのスペシャリストと呼ばれるようになり、「ピアジェ アルティプラノ」はその代名詞となっていったのである。

 そんなピアジェは今年、ケース厚が2㎜という世界で最も薄い手巻き時計「アルティプラノ アルティメート・コンセプト」と、ケース厚が4.3㎜という世界で最も薄い自動巻き時計「アルティプラノ アルティメート・オートマティック」を完成させた。

ジュネーブサロン開幕!2018年、注目の新作時計を紹介する!【Vol.8】ピアジェ

 掲載の「アルティプラノ アルティメート・オートマティック」のムーブメントは、2014年に誕生し当時の世界最薄記録だった手巻き「900P」を自動巻きへと進化させたもの。

 3年の研究開発期間を要し、地板を用いずに時計の裏ブタに直接歯車などを組み込み、さらにはムーブメントの周囲を回転するペリフェラルローターを採用することで、ケース厚4.3㎜という驚異の自動巻き極薄ウォッチを完成させたのだ。

 パワーリザーブも約50時間へとスペックアップ。実用面も十分に配慮されている。