「です・ます」調と「だ・である」調
どちらの書き方がよいか?

小論文試験は、「だ・である」の文体で書くべきです。正式な学術論文は、「だ・である」で書きます。小論文も論文の一種ですから、これに習います。「です・ます」調は丁寧ですが、自分の主張を、説得力を持って伝えるための文章としては印象が弱くなります。

履歴書、エントリーシート、志望理由書、面接カードなどは、自分が書きやすい文体で書いても構いません。ただし、「です・ます」調は、必然的に字数が増えます。この種の書類は記入欄が小さいことも多く、限られたスペースの中に収めるという意味でも、やはり「だ・である」の文体をお勧めします。

「段落分け」は
どのタイミングでするべきか?

大学入試では「200字以内で要約しなさい」「400字以内で意見を述べなさい」といった、短い字数の出題があります。段落分けに明確なルールはありませんが、読み手が「ひとかたまりの文章として読みにくくないかどうか」を考えて区切ります。

次の基準を1つの目安としてください。
200字以内なら段落分けをする必要はありません。
300字ならそろそろ段落分けをしたほうが良いです。
400字であれば確実に段落分けをすべきです。

本書では、このほか、小論文試験に一発合格する必要最低限の情報を凝縮して伝えています。
ぜひ、直前対策に使い倒してください。