中国や韓国からのお客も増加中
ホストクラブは「ジャパニーズカルチャー」

 たとえば、昨年のアメリカ大統領選の時期は、「ホストとトランプ氏の話題で盛り上がることもあった」という。本や新聞を読み、時事問題に明るいホストも増えているようだ。一部のホストたちは、新たなニーズを理解して勉強し、人気につなげ始めているという。

「こうした流れの中で登場した『ホスト書店』は、業界にとってもホストたちの文化的素養やイメージを育てたい、歌舞伎町という街全体の“質”を上げたいという目的があるのではないでしょうか」

 歌舞伎町のホストも、銀座のホステスのような才色兼備型への進化を迫られているということだろうか。

 また最近では、外国人観光客もホストクラブに流れ始めているという。もともと歌舞伎町は、ロボットレストランや新宿ゴールデン街、サムライミュージアムといった人気の観光スポットを多く有し、外国人観光客が多く訪れるエリアだ。歌舞伎町を歩いていれば、自然とホストクラブの看板が目につくだろう。

「ホストクラブの初回料金は数千円とリーズナブルなため、外国人観光客にとっても立ち寄りやすいんです。とくにアジア圏の女性は、欧米のようなレディーファースト文化に馴れていないため、ホストの丁寧な応対がとても新鮮に映るようです。中国、韓国などの隣国からはリピーターも見込めるため、ホストにとっても新規開拓の余地があります」

“言葉の壁”は大きな問題となるが、外国語のスキルを勉強し、身につけるホストも少なくないという。

「海外にはホストクラブのような業態の店はほとんどないこともあり、ホストクラブ=“ジャパニーズカルチャー”という側面は、今後さらに注目を集めるでしょう」(内藤さん)

 ホストたちが、より“スマート”に進化を遂げることで、世界有数の歓楽街・歌舞伎町にも新しい表情が生まれているようだ。