「速く読む技術」は誰でも身につけられる!
「速読」といっても、難しいものではありません。特に私が考える速読は、新しいことを習得するのではなく、言葉を言葉として認知できれば、すでにできていることを応用するだけでできます。元々できていることをするだけなので、「再現性」も非常に高いものです。
本書では、学生時代に学んできた本の読み方が、いかに社会では通用しないか、また、社会で通用するための本の読み方があることを紹介していきます。
これもすべて、速読を極めた先に見つけられたものばかりです。
ゆっくり丁寧に読んでも、本の内容は覚えられません。ましてや、著者の知恵を自身のスキルに変えることなど、到底できません。
速く読むことで、情報のピックアップを洗練させ、気づきや閃き、自身が成長するきっかけをつかむことができます。
「速く読んで、覚えられる」の本質は、速く読んで、自身に必要な情報を取り出すことです。
成功者がそれをできるのは、本を活かす「環境」と「経験」があるからです。「環境」と「経験」のレベルを上げていくことで、本を活かすことができます。
その環境と経験もまた、本を使って簡単に手に入れられる方法があるのです。
「速読」の教室以外にも、エグゼクティブ向けの読書の研修を行っています。参加者は学生ではなく、一流のビジネスパーソンです。
彼らは「本」をたくさん効率的に読んで、「環境」を変えて、「経験」を増やし、自身の成長に変える手段を探しに来ているのです。
私自身も、多くの本を読むことができるようになり、お金に関するスキルはもちろん、会社員としての仕事のスキルも向上し、昇進昇給やヘッドハンティングを受けるほどになりました。お金の不安も解消され、独立、起業し、今、こうして、速読を教える立場になったのも、本を活かせたからです。
何もなかった普通の私が、本を100%活用し、人生を変えられたのですから、今、この本を手にしているあなたにできないはずがありません。
終章では、私が教える速読から読書術までを極めた人が、どういう人生を手に入れたかを紹介しています。
序章では速く読んで覚えられる本質を、第1章では社会人のための読書術を公開します。
第2章は、1冊の本を超スピードで自身の能力に変えるためのノウハウを紹介します。
本は、はじめから読むことを推奨していません。特に「速読」に触れたことのない方は第2章から読んで、読書術の「答え」を先に知って、第3章「速読を極めて情報収集力を上げる」、第4章「本の価値を最大化し、自身のスキルに変える」のテクニックで一生ものの読書術を一気に身につけてしまってください。
そして読み終わった後も実践していくなかで不明点が出てきたら、序章、第1章を含めて、またこの本を読み返してください。
本書を読み終え、この読書術を実践していただければ、あなたの人生はより豊かなものになります。さあ、本が持っている力を引き出すスキルを使って、まだ見ぬ読書の世界の扉を開けましょう!