目標を数値化するのがミソ

 ではどうすればいいのか?

「後生畏るべし」と孔子は言った。これは後から生まれて来る者を畏敬せよということだが、彼らは自分より優れている、あるいは鍛えれば自分を超えて行くと考え謙虚に対応しなさいと教えているのだが、その言葉通り、部下を謙虚な姿勢で指導するのだ。

 そのためにはきっちりとした指導プログラムを作成し、部下と協議し、「僕は、君をこのレベルにまで育てたいと思っているが、どうか」と問いかけ、部下に納得してもらった上で、指導することだ。

 その際には、部下の目線の少し上あたりに、数値目標を設定するのが効果的だ。私は、半期ごとに部下と面談し、部下自身の自主目標も含めて、数値目標を決め(とにかく一般教養的なものさえも数値目標化するのだ)、指導した。こうすると、完全に仕事になり、本質的に嫌いな部下にも感情的にならずに対応できるようになった。

 数値目標がミソなのだが、これが私の私的な感情を抑えてくれる効果を発揮した。騙されたと思って、やってみてほしい。特にパワハラを自分でも警戒しているあなたには是非試して欲しい。あなた自身を守るためでもある。

パワハラを受けやすいタイプとは

 さて次は部下の場合だが、パワハラを受けやすいタイプがある。こんなことを言うと、誤解を受けるが、苛められやすい、スケープゴートになりやすいタイプがあるのだ。なにかにつけてはっきりしない、グズグズしているような人が多い。