また、独身男性は、1人でテレビや新聞を読みながらの「ながら食べ」が習慣になりがちです。「ながら食べ」も命を縮める習慣です。食べることに意識が向いていないため消化が悪く、免疫力も低下します。交際中の相手がいなくても、1日1回は友人などリラックスできる相手を見つけて、ゆっくりとおしゃべりをしながら30分以上かけて食事をしてほしいと思います。夕食が難しいならば、ランチでもよいのです。人と談笑しながら食べることで、免疫力はグンと上がります。

 男性に対し、女性は、既婚であろうと独身やバツイチであろうと、免疫力に差は出ません。女性は社会性のある人が多く、自分が楽しめる相手を見つけるのが上手だからです。女性は男性によって免疫力が左右されることがないのです。

50代からは
1日3回主食は必要ない

 人の体は、個人差はあるものの、50歳前後に、エネルギーを生成するメイン工場が解糖エンジンからミトコンドリアエンジンに移り変わります。すなわち、生殖のための体から、長生きのための体に切り替わるのです。

 ですから、50歳以前の食生活を、50歳を過ぎてからも続けていたのでは、体調に影響が表れます。50歳を過ぎたら、毎回主食をとらなければいけないほどの糖質は必要なくなります。それにもかかわらず、糖質を大量にとり過ぎていると、解糖エンジンが無駄に働き過ぎてしまい、ミトコンドリアエンジンの働きを邪魔します。すると、ミトコンドリアエンジンが誤作動を起こし、大量の活性酸素を排出するようになってしまうのです。

 ミトコンドリアエンジンが、最も必要としているものは、酸素です。また、高体温、低糖質の環境にあるとき、ミトコンドリアエンジンは良好に働きます。よって、50歳を過ぎたら、高酸素、高体温、低糖質の体内環境を努めてでも保つことです。

 そのためには、1日に何度でもよいので、気づいたら深呼吸を繰り返すようにしましょう。そのとき、「丹田(おヘソと恥骨の間)」を意識して、ここに酸素を送り込むようなつもりで、深呼吸するとよいでしょう。

 また、ウォーキングや水泳など、有酸素運動を適度に行なうことも大事なことです。ただし、翌日に疲れを残すほどの激しい運動は、ミトコンドリアを疲弊させるためよくありません。

 高体温の体内環境をつくるには、毎日、ゆったりとリラックスした気持ちでお風呂に浸かること。週に1回は近所の温泉施設などを活用して、大きなお風呂に浸かることです。また、体を冷やさない工夫も心がけてください。

 そして、何より大事なのは、白米やパン、麺類など白く精製された炭水化物をやめ、砂糖や甘味料を含むお菓子やジュースを口にしない生活を始めることです。