そして最も要注意なのが、「やります」。そもそも上司の指示するやり方が成果に結びつくとは限らない。しかし、上司はやり方よりも最終的に成果につながればそれでいいと考えているため、「やります」は自分を苦しめるだけなのだ。もちろん、上司に言われたやり方でやってみることも大事だが、「やります」と言ってやらなかったら「やりますって言ったよね?」となってしまう。このように、あとあと自分が苦しまないためにも、「やります」という言葉はそう簡単に言ってはならないのだ。

 では、どのようなリアクションをするのがよいのか。一つ目は「なるほど」。これは、自分が相手の言ったことに対して“感心”していることを示すことができる。二つ目は「あ、そうか!(そうですね)」。これは、相手の話で自分が何かに気づくことができたという意思表示。最後は、「わかりました」や「やります」ではなく、「ありがとうございます。」で締める。

 そして大事なのはこの先で、仕事で成果を出せた時、「あの助言のおかげでできました」など、相手のおかげで(相手のおかげじゃなかったとしても)成果が出ました、成長できましたと伝えることだ。

 ここまでくると、まるで相手に媚びを売っているように感じるかもしれない。しかし、この社会で生きていくためには、上司に対するこういった処世術は楽しく働くための近道でもあるのだ。

 もちろん、あまりにもわざとらしくリアクションをしてしまっては逆効果。「いかに相手に悟られずに、うまくリアクションできるか」これができるようになれば、社会人として一歩前進したといえるだろう。