万能型マルチアーティスト!
山の八白としての天才
岡本さんの作品は、原色と原色がぶつかり合うような激しい色使いが特徴です。
そして独特の構図。
日本の美術界がそれまで見たこともないような作品ばかりです。
岡本さんは万能型のアーティストですから、絵画はもちろん、彫刻、書、陶芸、建築など、器用にさまざまな分野の作品を残しています。
それは芸術作品に限りません。
今はなき関西のプロ野球球団「近鉄バファローズ」のシンボルマークは岡本さんがデザインしたものです。
当時近鉄監督だった千葉茂さんから依頼されたそうです。
ノベルティグッズの制作、ネクタイや家具、着物やこいのぼりまで、その斬新なデザインを生活の中に取り入れるべく、幅広い分野で活動していたのです。
テレビ出演や、映画の美術監修もありました。
山の八白の特性として、なんでも受け入れやってのけるという柔軟さ、器の大きさがあります。
山は「土系」の特性として自然にあるものすべてを受け、支えることができる性質を持っているからです。
こんなふうに、これまで彫刻や壁画など芸術に関心がなかった人にも目を向けさせ、芸術や美術をデザインとして私たちの身近に感じさせてくれた最初の人が、岡本太郎さんなのではないかと思います。
まさに「天才(天の才)」を発揮した人です。
山の八白・岡本太郎さんの生き方。
いかがでしたか?
かけ足で岡本さんの軌跡を振り返ってみましたが、自分の意思を貫く不動心の姿勢がある一方で、自分の想いを実現するためにアーティストとしてのマルチな活動をするダイナミックさには八白らしさが現われています。
山の八白の方や、「八白の部屋」に入っている方は、岡本さんの作品に接してエネルギッシュな“八白パワー”をもらうといいかもしれません。
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント。早稲田大学商学部卒業。
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。