1週間のうち、自由になる40時間を有効活用しよう!

 しかし、これが土日の場合には、様子が違ってくる。

 土日は休みだから仕事の時間はない。生きるための時間を除けば、1日を体調維持か自分のための時間に使うことができる。

 ところが、こういう時間はなかなか効率よく使えない。なぜかと言えば、それは週末の生活がパターン化できていないからだ。

 たとえば、1週間の疲れがどっと出て、起きる時間は10時過ぎ。グタグタしていると昼過ぎ。それから買い物に出かけたり、映画を見に行ったりするが、週末ごとに不規則。

 どこに買い物に行くかも決まっていないし、何を買うかも決まっていない。要するに時間をつぶすために、何となく出かけていく。そして、何となく時間を過ごした後、家に帰ると、もう夜。

 また、何となくテレビを見たり、インターネットを見ていると、もう夜中。結局何もせずに就寝。ところが、朝ゆっくり寝ていたので、なかなか寝付けない。

 さらに、ときには、会社や友人とのゴルフとか、冠婚葬祭も入るので、週末の生活はますます不規則化する。

 こんな生活をダラダラ続けていたら、結局、何も成し遂げられない。

 まず、こういう人は、週末でも起きる時間と寝る時間を決めることだ。

 たとえば、寝る時間を午後11時か12時、起きる時間を午前7時か8時と決めてしまえば、それだけで週末の生活パターンが大まかに決まってくる。あとは起きている15時間をどう使うかを考えればいいわけだ。

 土日に(2)の生きるための時間に2.5時間とったとしても、(4)体調維持と(5)自分のための時間に使える時間は、何と12.5時間もある。土日の2日で25時間。これを有効活用すれば、きっとたくさんのことが実現できるはずだ。

 だから、平日の3時間(3時間×5日=15時間)、週末の12.5時間(12.5時間×2日=25時間)、合わせて週40時間が自由時間をいかに効率よく使うか。

 また、この時間が短縮されてしまわないように、いかにパターン化した生活を送るかがとても重要になってくる。