『マルチナ、永遠のAI。』で
「ディープラーニング」と「子どものAI」を
理解したアンジェラ芽衣
モデル・タレント
2017年6月に芸能活動をスタート。初仕事が人気雑誌の表紙出演という異例のデビューで『黒船の再来』と話題に。デビュー2ヵ月後に「広瀬すずが今一番絶賛する美女」として「今夜くらべてみました」にスペシャルゲストとしてテレビ初出演。2018年には東京ガールズコレクションなどに出演し、『10頭身ハーフモデル』として注目を集める。同年、「KUNOICHI」「この差って何ですか?」「本能Z」などのテレビ番組に出演。
大村 ということは、AIの初歩的な知識は身に付いたと?
アンジェラ芽衣 そうですね。今のAIは会話もできますし、画像認識ではすでに人間を上回り、将棋でもプロの棋士に勝てる存在であるとか、そうしたことは理解しましたし、人にも説明できるようになりました。そういった知識が無理なく身に付くくらい『マルチナ、永遠のAI。』はわかりやすかったです。
大村 ありがとうございます。そう言ってもらえると本当に作者冥利につきます。では、もう少し掘り下げて、「子どものAI」についてはどう思いましたか?
アンジェラ芽衣 「ディープラーニング」のことですよね。
大村 鋭いですね(笑)。
アンジェラ芽衣(笑)。さっきも少し言いましたが、AIについて「自己学習をする優れた機械」程度のイメージは持っていましたが、自己学習の仕組みを「ディープラーニング」と呼ぶとか、そうやって開発・教育されるAIを「子どものAI」と呼ぶということは『マルチナ、永遠のAI。』を読むまでは知りませんでした。
大村 でも、「AIが自己学習をする」ということを知らない人もたくさんいます。
アンジェラ芽衣 AIは、人間が一からすべて教えている。すなわち「大人のAI」を念頭に置いている方々ですね。
大村 やっぱり、鋭いじゃないですか(笑)。アンジェラさんは元々、AIを理解しやすい素養があったということはありませんか?
アンジェラ芽衣 「素養」というよりも、『マルチナ、永遠のAI。』には、全編通してたった1枚だけ図が出てくるじゃないですか。あの図のおかげで「ディープラーニング」が理解できたのは私にとって大きな財産になりました。