奥が深いがメジャーではない、
そんな趣味を見つけよう

 何かを集めるというコレクターは多いものです。実際に集めるというだけでなく、例えばマンホールの蓋など、旅先で目にした珍しい図柄のものを写真に収めるといったコレクターもいます。

 そうしたコレクションの対象は、限りなく、奥が深いほどいいようです。例えばどこの工場で作ったものか、年代はいつか、プリントミスなどはないか……。そのため、分類の仕方も重要です。自分なりの分類法を編み出すために、分類学に挑戦するのもいいでしょう。

 これまで本連載ではキャリアや仕事の話を中心にしてきましたが、本当に人生を充実させるものは、そうした趣味かもしれないとも思います。

 中でもポイントは空間的な広がり、加えて時間的な奥行きではないでしょうか。

 ビール缶のような収集は、空間的な広がりがあります。旅行に行く目的ができます。そこが一つのミソです。人生が楽しくなるし、夫婦で楽しむこともできそうです。製造された年代も大事ですから、時間的な奥行きもあります。そこには歴史が介在するのです。

 だから酒蔵を巡って、お酒のラベルを集めるといった趣味もきっと楽しいことだと思います。ただ取り寄せて飲むというだけでなく、実際に出かけていって、自分の味覚で確かめてから買う。2本買ってきて、1本はコレクションする。あるいはラベルを集める、などです。

 もう一つ、選挙ですが、こちらにはシーズン性がある。だから繰り返し楽しめるイベントに仕立てられる。

 実はキャリア論にも老後の趣味についていわれている格言のようなものがあります。それは「全部で4つの趣味を持て、そのうちの2つは室内でできる趣味で、残りの2つは屋外でする趣味にするのがいい」というものです。

 しかし、これではいかにも漠然としています。4つという数も疑問です。例えば絵を描いて、俳句を詠む、そんな例示があるのですが、これは似すぎているのではないかと思います。