入社、転職、異動、あるいは起業――新しい春を迎え、多くの人が新たなステップを歩み始める季節。心機一転、自らのスキルアップを図ろうと考えている方も多いことだろう。
わけても、語学――とりわけ英語力は、現在のビジネスシーンにおいて重要なスキルとなってきている。その学習方法も、英会話教室、CD教材、オンライン学習など多岐に渡る。ネットの発達した今では、無料オンライン通話システムの「スカイプ」を使った学習法も登場。そのほか、独自開発のアプリを利用した学習サイトなど、オンライン英会話サービスは、百花繚乱の感がある。
だがその一方で、途中で挫折してしまっている人が多いことも事実だ。「価格が高い」「効果が曖昧」といった声も耳にするが、「時間が思うようにとれない」という理由が、忙しいビジネスパーソンの一番の悩みどころではないだろうか。
そんな人にお勧めの英会話学習サービスが、「Best Teacher」(ベストティーチャー)である。
“通学不要”“予約不要”とあるように、同サービスの一番の特徴は、“非同期”“非対面方式”であることだ。生徒と教師は、主にボイスメモとテキストを使ってコミュニケーションをとる。あえて“非同期”というかたちにすることで、好きな時間に好きな分量だけ学習できるというわけだ。
「『Best Teacher』では、非同期で教師と生徒の両方がテキストとボイスメモを残し合いながら会話をすることになります。会話が終了するとそこにログが残る。ログが残れば、それを復習することができるので、やりっぱなしにはならないし、そのログが蓄積されていけば、自然と自分だけの英会話帳ができます」(株式会社ベストティーチャーの宮地俊充・代表取締役社長)
“自分だけの英会話帳”とはすなわち、自分がやりたいシーンを選択・学習することによりでき上がる学習ログである。「Best Teacher」には教科書が存在しない。英語を使うシチュエーションごとにコースが用意されており、生徒は自分が学びたいシチュエーションを選択しながら学習を進める。
たとえば、会社のミーティングで必要な英会話を学びたいのであれば、そのシーンを選ぶ。そして、そこで起こり得る会話について、教師と対話を交換しながら添削を受ける。つまり、自分の興味がある英会話だけを重点的に学ぶことができるのだ。
その後、残ったログを活用する。「学習内容を何度も反復することで、上達感を得られる」(同氏)からである。英会話は“対面”かつ“オンライン”でなければ上達しないという思い込みを持ってしまいがちだ。だが「Best Teacher」では、「“非同期”であるからこそ、学習時間を増やすことができる」と提唱している。まさに、英語学習における“コロンブスの卵”的発想と言える。
教師陣には、ビジネス経験、あるいはESLの指導経験のある人物を採用しており、それぞれの出身国は現在、40ヵ国を超えるという。多彩な国の教師と英語を話すことで、様々なアクセントや考え方も、併せて学ぶことができるようにするためだ。
「現時点では、教師を選ぶことよりも、英語に触れる時間を増やすことを優先しています。そのため、同時間にログインしている教師とマッチングされる仕組みとなっています」(同氏)
英会話学習の新たな開拓者として船出する「Best Teacher」。これまで挫折してきたという人たちは、スキマ時間を上手に使って、英語習得に再チャレンジしてみてはいかがだろう。
(中島 駆/5時から作家塾(R))