景気がいい時ほど参拝客は多い?少ない?

 毎年同じ日の同じ時間に行くのは、定点観測するためです。

 初詣の参拝客が多ければ、景気はいい。
 逆に少なければ景気は悪い。

 多い、少ないの基準は、「例年と比べて」ですから、
 毎年、同じ場所で同じ日、同じ時間に出かけてにぎわいを調べるわけです。

「苦しいときの神頼み」で景気が悪いときほど
 参拝客が増えると思う人がいるかもしれませんが、

実際は逆です。

 景気が悪いと、財布のひもが固くなり、外出を極力控えるようになる。
 人出が多ければ、今年は景気がいいと思って差し支(つか)えありません。

 もちろん、さまざまな経済指標で景気を知ることは可能です。
 しかし、指標は実態経済の後追いの数字であり、
 それを見てから動くのでは一歩遅い。

 先手を打ちたいなら、現場でリアルな景気を観測したほうがいい。