収入が激減しても
対処するためのポイントは?

 以上3つのタイプを紹介したが、お金が絡む問題なので、どのケースも短期的な解決は難しそうに思えるかもしれない。ところが、お金に関する心技体(ぜに感情・ぜに知力・ぜに体力)から気持ちを整理し、どのように行動していけばいいのかという視点から見ていくと、これまでに相談を受けてきた事例からおおよそ数ヵ月で解決への糸口が見えてくることが意外にも少なくない。

お金の流れをきれいにすれば 100年人生は楽しめる!
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お金はその人を映し出す鏡です!
今後、どうしたいですか?

人生100年時代に、「老後は●万円必要」といったニュースで不安になっていませんか?お金を貯める目的の人が多い中で、本書を読めばお金の使い方、受け取り方、稼ぎ方、増やし方、持ち方、守り方まで身につきます!

 そこで筆者は、前回もお伝えしたように、お金に関する3つのバランス(ぜに感情、ぜに知力、ぜに体力)をこう定義づけした(詳細は表参照)。

(1)ぜに感情:お金の変化に対して自分の感情に向き合う力を養う(メンタルトレーニング)
(2)ぜに知力:お金以外の人生の目的をしっかり持つ(広い視野と見識)
(3)ぜに体力:お金の変動を概算でも計算する力をつける(管理能力や体力)

 ぜに感情、ぜに知力、ぜに体力という3つの側面からタイプ別に整理すると、上記のようになる。こうしたポイントを押さえていれば、今後、どのようなお金の問題が出てきても、収入の変化に振り回されたりすることなく、乗り越えられる力がついてくるのではないだろうか?

 働いて得られる収入の変化は、私たちの人間性を再確認する機会でもある。お金という鏡を使って、家族やパートナーと自分の状態が映し出されているのかと思うと、原点に立ち返って「誰と、何を大切にしながら、どのように暮らしたいのか?」を見つめ直すきっかけにもなると思う。

※本稿は実際の事例に基づいて構成していますが、プライバシー保護のため社名や個人名は全て仮名とし、一部に脚色を施しています。ご了承ください。