投信の評価サイトで
リスクの大きさをチェックしてみよう!
個別の投信のリスク(標準偏差)については、投信を評価する会社のサイトに数値が記載されています。
たとえば、日本株式に投資する投信をみたときに、Aという投信のリスク(標準偏差)が「25%」、B投信のリスクが「10%」だったとします。東京証券取引所第一部に上場する会社全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)のリスクが18%ですから、A投信はかなり値動きが大きいのだな、ということがわかります。それに対してB投信は価格変動が小さい商品ということになります。また、投信によっては、交付運用報告書や月次レポートに、リターンとリスクの関係をグラフ化して視覚的にわかりやすく記載している商品もあります。
下図は横軸がリスク、縦軸がリターンを示しています。一般になるべくリスク(価格の変動)を抑えつつ、リターンをあげている投信のほうがよいとされています。下図でいうと、斜めの線よりも上に位置する投信がそれにあたります。逆に、斜め線よりも下にある投信はリスクに見合ったリターンをあげていないということになります。このように、投信を選ぶときにはリターンだけに注目するのではなく、リスクを併せてみる必要があります。