Jリーグのスポンサーの会社の人と
共通の話題で盛り上がる!
先日は、ある会社さんに訪問する際に、その会社がJリーグのスポンサーになっていることが分かりました。私自身、ラジオDJだった頃に、JリーグのスタジアムDJをやっていたこともあり、Jリーグの話題で盛り上がりました。
ある食品会社さんに行ったときは、私が大好きなその会社が発売するスパイスの話で盛り上がりましたし、また別の商談で訪れた会社では、共通の関連会社の話や、知人の話で盛り上がりました。
これは商談の話に限ったことではなく、好きな人を口説きたい時も同じです。
会話の中で10個共通点が見つかれば、距離感はぐっと近くなり、うまくいけば「もしかして運命の人かも!」と思ってもらえるぐらいです。
人は、共通の話題をするだけで距離感が近くなり、相手に親しみを覚えるのです。
また、雑談を単なる雑談に終わらせるともったいないものです。
できれば、これから商談をする際のフックになっている話が理想です。
例えば、私が投資用不動産の営業をしている時は、共通の話題は「株」の話でした。投資好きな人は必ず株もやっているため、共通の話題としては最適でした。
しかも、どのような株を買っているのかを知ることで、投資の方針や、懐事情まで推測できました。その情報を元に、提案内容も変えていくのです。
このように、雑談は距離感を近くする効果と、相手の情報収集ができるという効果があります。さらに、商談を有利に進めるのに、非常に有効な情報を仕入れるツールとしても使えるのです。
ここまで読んだあなたは、雑談を“雑”に扱ってはもったいないと思ったでしょ?
雑談も自身の商売にあった鉄板のネタを持っていると非常に有利に働きますよ!
話し方コンサルタント・トップ講師プロデューサー・株式会社web-school.tv代表取締役
大学生の頃よりラジオDJを始め、1998年に大阪人気No.1のFM802主催の新人DJオーディションに合格。その後FM愛知や文化放送でラジオオDJとして10年間活動。番組降板により挫折し不動産投資会社の営業に転職。話し方を武器にさらに営業力を磨き、2年目にトップ営業になる。2008年にはその営業力が認められ倒産寸前だったロープライス眼鏡会社の取締役営業本部長に就任し、当時64店舗から110店舗への躍進を支える。またインターネットカフェ最大手にて社外取締役を歴任。2012年、ラジオDJとしての話し方の技術、営業力、組織マネジメント力、経営経験などを生かし、組織人事コンサルタント会社のリンクアンドモチベーションにてナビゲーター(研修講師)、ファシリテーターとして活動。大手企業からベンチャーまで年間100件以上登壇、延べ2万人以上の人たちと接する。研修講師の採用や育成の責任者も兼任。新人やマネジメント研修、エグゼクティブへのスピーチ・プレゼン指導、組織活性ワークショップ、働き方改革の為のロジカルシンキング講座などを得意とする。自身の経験から「学びでこの世界を豊かにする」を理念として活動中。著書に『ビジネスマンのためのスピーチ上手になれる本』(同文舘出版)がある。社会人のための「話し方動画教室オンライン」運営。