また、近年日本では何よりも、先述したように、多くの中国の男性が憧れている昔の日本の「女性像」、男性より3歩下がって歩くとか、男性に100%従うなど、もう「伝説」になりつつあるだろう。

中国の多くの職場で「3月8日」に女性が姿を消す理由日本の女性の立場や条件の方が恵まれている面もある(写真はイメージです) Photo:PIXTA

夫が「恐妻家」の家庭は
円満である

 日本の女性は日に日にたくましくなっており、逆に亭主関白の男性は「時代遅れ」とみなされている。むしろ、日本の男性は萎縮しつつ、家庭内に居場所がなくなり、肩身の狭い思いをしている。定年退職すれば、妻や家族からは「粗大ごみ」として扱われる人も少なくない。それらは、「家庭内別居」などと一緒に流行語になったほどだ。

 女性は「もっと強くなりたい」と志向する人が増え、一方の男性は相変わらず“優しい女性”を求めるものなのであろう。

 こうした相反する考えがぶつかり合うのは、むしろ、健全であろう。男女ともお互いに鍛えられていくことで、社会は進歩していくからだ。

 ちなみに、筆者の知人である日本人男性にも、「帰ると、自分を迎えに来るのは犬だけ」とか、「たまに早く帰ると家族から嫌がられる」など、自分の「恐妻」ぶりや自分の家庭での“弱い立場”を自虐的に語る人が何人かいるが、どちらかといえば、それを会話の“ネタ”にしている風でもあり、家族同士の仲は決して悪くはなさそうである。

 いずれにしても、夫が「恐妻家」の家庭は円満であり、女性が強い社会は、「平和」である。それはグローバルに見ても、歴史的に見ても間違いないといえるのではないだろうか。