大企業の正規・非正規社員の
年収格差はなんと216万円!

 会社への満足度の比較で、正社員が非正規社員を最も大きく上回った項目が「待遇の満足度」です。全体では正社員が非正規社員を0.11ポイント上回り、大企業だけで見ると正社員と非正規社員では0.16ポイントの差ができています。

 そこで、Vorkersに投稿された年収データから平均年収を比較したところ、全体では正社員が非正規社員よりも187万円高い結果となりました。会社の規模別で見ると、中小企業での両者の差は102万円なのに対し、大企業ではその倍以上の216万円となっています。

 さらに興味深いのは、正社員の年収は大企業と中小企業で114万円の開きがあるにもかかわらず、非正規社員では企業規模にかかわらず平均が同じ年収345万円である点です。待遇の満足度スコアの差が大企業でより大きくなるのは、この年収の差に原因があると考えてよいでしょう。

 正社員は「社員の士気」が非正規社員と比べて低いものの、「待遇」が良いことから、会社に不満がありながらも転職活動をせずに働き続ける人の割合が高くなり、今回のような結果につながったのかもしれません。

 来年4月から「同一労働・同一賃金の原則」が適用されることで、実際に両者の待遇面の格差は解消されることになるのか。非正規社員のモチベーションを維持できるような人事制度や就業規則の見直しが、今年、企業には求められることになりそうです。

(本記事はVorkers[ヴォーカーズ]からの提供データを元に制作しています)