桜の季節が終わり、公務員試験シーズンに突入する。そのトップを切るのが、5月の連休中に試験を控えた「特別区」の採用試験だ。

本記事では、元NHKアナウンサーで、現在6刷2万8000部超のベストセラー『全試験対応!直前でも一発合格! 落とされない小論文』の著者、「ウェブ小論文塾」代表・今道琢也氏が、特別区の小論文試験で桜を咲かせるための最重要ポイントについてお伝えする。(構成:編集部 今野良介)

「行政上の課題」がテーマになりやすい

特別区I類の採用試験では、例年、2題のうち1題を選択する形式で小論文試験が課されます。

ここ数年では出題傾向としては、「子どもの貧困」「女性の活躍推進」など、行政上の課題が多く取り上げられています。

そこで、今どのようなことが行政の課題となっているのか、自治体のwebサイトなどを見たり、時事キーワード集を読んだりして整理しておくことを勧めます。

たとえば、

・温暖化対策
・ゴミの減量、循環型社会の実現
・空洞化した商店街の活性化
・外国人住民との共生
・行政におけるコンプライアンス

こういったテーマは、過去数年出題されていないため、マークしておきたいです。

他にも、自分で関心のあるテーマについては、是非とも整理しておくことを勧めます。その時の方法として、次の2つのポイントを箇条書きにして整理しておきましょう。

 

(1)問題の背景・現状
(2)行政として取り組むべきこと

 

行政上の課題が出題された場合、答案を書く時には、まず「なぜそれに取り組むことが大事なのか、現状はどうなっているのか」を冒頭で簡単に押さえたあと、「その課題にどうやって取り組んでいくのか」を書いていくことになるからです。

「課題」と「解決法」を整理しておく

例えば、「女性の活躍」がテーマとして出題された場合を考えてみましょう。