人材・組織開発コンサルタントの大西みつる氏は、大手有名企業を中心に年間160日の研修を行い、約20000人のビジネスパーソンと向き合ってきた。氏の新著『結果を出す人は「修正力」がすごい!』の中から、仕事のパフォーマンスを上げ、結果を出すための「修正力」の身につけ方を紹介する。今回は、ストレスを取り除くための具体的な対処法を、「身体」「感情」「スピリット」の3つのアプローチから紹介する。
ストレスで交感神経が優位に立つと
仕事のパフォーマンスに悪影響
ストレスとのつき合い方次第で、仕事のパフォーマンスは大きく変わります。
ストレスを味方にすることができれば、アスリートが大舞台で力を発揮し、記録を更新するのと同じように、パフォーマンスを上げる原動力にすることができます。
問題は、ストレスに支配されてしまい、自分本来の力を発揮できないことにあります。いわゆる、ストレスにハイジャックされてしまう状態です。
ストレスを受けると、緊張と興奮を司る「交感神経」が優位に働きます。
交感神経が優位の時は、行動が速くなったり、メールの文章が乱暴になったりして、行動に悪影響が出ます。
いかに、ストレスと上手につき合い、自分の力に変えていくかが重要なのです。
今回は、その具体的方法について述べていきたいと思います。