断食の最初のステップはとにかく「空腹に慣れること」

 では、実際に「断食」をはじめるにはどうしたらよいのか。もちろん、「この週末から断食に挑戦する!」となんの準備もなく始めるのは逆効果になりかねない。まずは、1日3食が定着している人には、「朝・昼・夜の3回ご飯を食べる」という呪縛から抜け出し、1日2食以下にすることを提案したい。その目的は、「空腹状態を思い出す」ことだ。

 ちなみに、抜くのはどの食事でもかまわない。昼食が遅めの人は夕食を抜いてもいいだろう。1日1食にするのもいい。ちなみに私は、その日によって朝食をとらなかったり昼食を抜いたり、夜を控えめにしたりと、臨機応変に少食を心掛けるようにしている。

 このように1日2食以下が習慣になってきたら、その延長で行えるのが「1日0食」だ。1食くらい抜いたところで何ともないことがわかれば、「1日食べなくても死なない」ことに気づけるだろう。この実体験こそが重要なのだ。

 私がおすすめする丸1日の断食は、例えばまず、朝食に玄米ご飯のおにぎりをよく噛んで食べる。それ以降は昼食も夕食もとらずに就寝する。翌朝も食べずに過ごしたうえで、24時間が経過してから昼食を摂りはじめる。朝食ではなく昼食をスタートにするのがいい。

 いずれにせよ、空腹に対する恐怖感や先入観を捨て去り、少食や断食を日常的・習慣的なものにしてほしい。そうして「お腹が減っているのが普通」という感覚がつかめれば、もうこっちのものだ。

 このように、だんだん少食や空腹に慣れてきたら、週末を使った2~3日間の断食もおすすめする。この場合は、断食前後に体内環境を整える「準備期」と通常の食事に戻していく「復食期」を設ける必要がある。また、「水しか飲まない」断食ではなく、専用の酵素ドリンクを摂りながら行うようにしてほしい。

 2019年も上半期が終わろうとしており、体の疲れが出てくる今こそ、一度「断食」で体をリセットしてみてはいかがだろうか。