そして、帰社してから出すお礼のメールにも、そのメモを見返して、

「○○さんの、こうこうおっしゃられたこの言葉、忘れられません」

 と書けるのですから、まさに一石二鳥です。

自分のために準備してくれたと
相手が感動してくれる

 また、私は打ち合わせのときには、用意周到に、前回の話し合いのときのメモを取り出して、

「先日までのお話では、こうでしたよね」

「先日はこんなことをおっしゃっていただきましたが、その後……」

 というように振り返って話すようにしています。

 相手の記憶を呼び覚ますことができますし、相手に「この人は自分のために、ちゃんと準備してくれている」と思っていただけますから。

 逆に、打ち合わせの前日に、先方へ打ち合わせで使う資料をメールで送っておいたところ、当日デスクの上にその資料のプリントアウトが置かれていて、そこに赤ペンで書き込みがしてあったらどう思いますか?

「昨日送った資料に、ちゃんと目を通してくれているんだ」って、感動しませんか? こうした赤ペンでの書き込みも、相手への敬意を表わすメモですよね。

 もちろん、話している最中だけでなく、その人とお別れしたあと、「備忘録」として話の内容をメモしておくのも大事です。

「年齢」「出身地」「家族構成」「よく食べていたもの・飲んでいたもの」「どんなことを話したか」……そんなことをメモに残しておけば、次に会ったときに、

「○○さんは、この銘柄のお酒が、お好きでしたよね」

「○○さんのお宅のワンちゃんは、お元気ですか?」

 と話題にできます。それだけで、「あなたのことを覚えています」「あなたのことを大事に思っています」とアピールできます。