当然、怒られている人は自己肯定感が下がりますが、それを見ているほうも自己肯定感が下がります。
「次に怒られるのは僕かもしれない」と心配で、目立つことを控えるようになり、消極的になります。
怒られないために、自分の価値観ではなく、先生に気に入られるような行動をする子も出てきます。そこに、その子らしさはありません。
みんなと同じようにしないと怒られる。
(先生から見て)悪いことをしたら、みんなの前で怒られる。
このように洗脳される日本のシステムは、子どもたちの自己肯定感を下げている大きな要因だと思います。
正直、このシステムの中で自己肯定感を上げろと言うほうが難しいのではないでしょうか。
「みんな同じ」は
もう通用しない時代になっている
アメリカは、日本とは逆で、自己肯定感を上げるシステムです。
例えば、優秀な人間に注目するシステムとして「飛び級」があります。天才なら小学生でも大学に行けます。また、得意分野に集中して、好きな勉強をできる環境や選択肢があります。
日本では「みんな同じ」が基本なので、どんなに勉強ができても、1人だけ先に進むことはできません。逆に、どんなに勉強がわからなくても、1人だけゆっくりと学ばせてもらうことも叶いません。