アメリカはおもちゃをつくる天才が多いように感じています。例えば、大型バイクのハーレーやアメ車、スマホのiPhoneなどは、工業製品というよりも「自由に組み立てるおもちゃ」に近いと思います。これらは自由な文化と自己肯定感が生んだ賜物ではないでしょうか。

 日本は嫌でも学校に行って、すべての教科で点数を上げていく必要があります。この日本のシステムは明治から続く「軍人化教育」、つまり「指揮官の命令どおりに動く優秀な兵士」をつくるための教育の名残といわれています。

 それが転じて、「先生の言うことを聞く生徒はよい生徒」という、多様性を認めない教育が完成しました。

「出る杭は打たれる」という諺もあります。目立つとイジメられる、人と違うことをすると教室で浮くというのが、いまの子どもたちの目の前にある現実です。

 この古くから変わらない日本の「学校教育」が、本当は可能性だらけの日本人の自己肯定感を下げて、幸せを感じられない要因になっていると僕は思います。

 だからこそ、親は家庭で子どもの自己肯定感を上げるようにすべきなのですが、親自身はそうやって育てられてこなかったので、やり方がわからず、かえって厳しく育ててしまうのです。