主な要因は冷夏による飲料やアイスクリーム、ビール類の販売不振だ。ただ、ファミリーマートの7月の既存店売上高は98.3%、ローソンは同97.7%に踏みとどまっており、SEJの落ちこみ度合いは競合よりも深刻だ。

 SEJの既存店売上高の不調について、一部加盟店との対立やセブンペイ失敗の直接的な影響は不明だが、少なくともかつてよりも顧客や加盟店からのイメージが悪化していることは間違いない。

麺類のスープを改善、高価格帯食品をさらに充実
加盟店負担の軽減策は具体性を欠く

高橋商品本部長
高橋商品本部長。悲壮感が漂う Photo by S.O.

 こうした現状について、高橋本部長は、「いろいろなことがあっても、商品が強ければ全てを吹き飛ばす可能性はあったはずだ。加盟店に勇気を持ってもらうのは、商品しかない」と強調し、商品戦略で巻き返しを図る構えだ。

 具体的には、現在約40種類であるプライベートブランドの最上級商品「セブンプレミアムゴールド」を今年度中に50種類以上へと拡大。その実現のため、10月以降にミルクアイスやバウムクーヘンを投入する。また電子レンジで温めて食べるそばやラーメンのスープを、従来のゼラチンから液体に変更し、容器を2層式にして麺とスープを別々に保温する仕組みに改める。

 もちろんコンビニ業界では、セブンの商品力に一日の長があり、ファミマやローソンと比べても群を抜いているとの評価が定着している。それをさらに高めれば、加盟店の売り上げ増加に資する可能性がないわけではない。