LTP(ラクトトリペプチド)

「LTP(ラクトトリペプチド)」は、乳タンパク由来の成分です。アミノ酸が3個つながったもの。動脈硬化を防ぎ、血圧上昇を抑える効果があることで、近ごろ大注目の「血管若返り成分」です。

 LTPは血管内皮細胞を正常に保ち、末梢血管を開くことで、血圧を下げることが報告されています。

 また、筑波大学の研究によると、LTPと有酸素運動を組み合わせることで、脳の活性化、ひいては認知症の予防に効果的という結果が出ています。

 チーズ(ブルーチーズやゴーダチーズ)や米麹などに多く含まれますが、近年は特定保健用食品(トクホ)としても発売されていますので、そういうものを賢く取り入れてもいいと思います。

GABA(ギャバ)

「GABA(ギャバ=γ-アミノ酪酸・gamma-Aminobutyric acid))」もアミノ酸の一種です。GABAというと、ストレスをやわらげ、リラックス作用があることで知られていますが、実は血圧を下げる効果もあるのです。

 なぜGABAが血圧を下げるのかというメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、GABAには交感神経をしずめ、血管を収縮させる神経伝達物質(ノルアドレナリン)を抑制する作用があり、血管がゆるむ結果として血圧が下がると考えられています。GABAは脈拍を安定させて、なおかつ血圧も下げてくれるという、まさに皆さんの健康にうってつけの成分です。

 トマトやお茶、大豆、きのこ類、発芽玄米などに多く含まれています。

ケルセチン

ケルセチン 玉ねぎ
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「ケルセチン」は、野菜や果物に含まれているフラボノイドの一種。フラボノイドは、植物が厳しい環境や外敵から身を守るために作り出したと考えられるポリフェノールの一種です。

 ケルセチンは、黄色くやや苦みがあります。

 抗酸化作用を有し、血管内皮細胞の酸化によるダメージを防ぎ、血管をしなやかに開いて血圧を下げる働きがあると考えられています。

 ケルセチンは玉ねぎに多く含まれますが、さらに、皮を剥いた玉ねぎを4~5日間日光にさらすと、その量が約5倍ほどに増えるという研究結果があります。

 玉ねぎ以外にも、アスパラガスやお茶に多く含まれています。