タイムズが利益度外視のIT投資で駐車場業界を席巻した「決断」の背景
タイムズが新たな領域に積極的に進出できる理由とは? Photo:PIXTA

視野を広げるきっかけとなる書籍をビジネスパーソン向けに厳選し、ダイジェストにして配信する「SERENDIP(セレンディップ)」。この連載では、経営層・管理層の新たな発想のきっかけになる書籍を、SERENDIP編集部のシニア・エディターである浅羽登志也氏がベンチャー起業やその後の経営者としての経験などからレビューします。

いつの間にか便利になっていた
コインパーキングのシステム

 私は住んでいる長野県軽井沢から、所用で東京に出かけることがよくある。荷物が多いときなどは自家用車を使うのだが、いつも心配になるのは「駐車場」だ。

 目的地の近くにコインパーキングがあるのか。あったとして料金は高すぎないか、空き状況はどうか。それらが、実際に現地に行かないと分からないからだ。

 ところが先日、東京に出かける際に、試しにネットでコインパーキングを検索してみた。

 すると、驚いたことに、コインパーキング各社のホームページでは、場所や料金ばかりか、空き状況の確認や、予約までできるようになっているではないか。

 見つけたコインパーキングは、目的地の最寄り駅まで徒歩5分で行ける。1日1300円と料金も安い。以前、同じ目的地周辺で見つけて利用した駐車場は、2000円だった。なんだかとても損をしていた気分だ。

「現地に行かないと分からない」なんて、私はとんでもない思い違いをしていた。それにしても、いつからコインパーキングはこんなに便利になっていたのだろう。