まずはお湯だ。

 今年2月ごろ、ツイッターを中心に拡散した噂で、「中国人医師がコロナは熱に弱いことを発見。36~37度(25~26度という噂も)で死滅するので、こまめにお湯やお茶を飲みましょう」というもの。

 ウイルスが熱に弱いのは本当だが、だからといって体温程度で死ぬなら感染拡大なんてしない。この噂が真実であれば、感染と同時にウイルスは体内で死ぬことになる。

 また、正露丸で治るという噂も広がった。

 おそらく手をアルコール消毒してウイルスが死ぬのなら、殺菌力の強いクレオソートが主成分の正露丸でウイルスも死ぬと思ったのだろう。

 コロナウイルスがアルコールで死滅するのは、覆っている膜(エンベロープ)がアルコールで壊れるため。一方、ノロウイルスのようにエンベロープのないウイルスはアルコールに強い。

 クレオソートがおなかに入った有害菌を殺菌するから正露丸は効くと長い間考えられていたが、発売元の大幸薬品によりおなかの中では殺菌できる濃度になく、腸の異常運動と水分の過剰を抑える作用により腹痛や下痢を治すことがわかった。したがって、コロナウイルスを死滅することはできない。

 コロナに効くという食べ物もいろいろと話題になっている。

 有名なところでいえば納豆だろう。いまだにスーパーでは売り切れが続いている。納豆やヨーグルトなどの発酵食品を食べると免疫力が上がるから、らしい。