ソフトバンク在籍時に、孫正義氏に直接プレゼンをして、何度も「一発OK」を勝ち取ったほか、孫氏のプレゼン資料作成も担当した、前田鎌利氏の著書『パワーポイント最速仕事術』(ダイヤモンド社)から、超実践的な「パワポ術」を紹介します。超多忙ななか、優れたプレゼン資料を「最速」でつくるために磨き上げた「パワポ術」を参考にすれば、プレゼン資料の作成スピードが劇的に上がるに違いありません。

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重宝する「グレーアウト」という手法

「グレーアウト」という手法があります。

 テキスト、グラフ、画像などの一部をグレー(モノクロ)にすることによって、それ以外の部分を際立たせるもので、効果的なスライドをつくるうえで非常に重宝する手法です。ここでは、「ブリッジ・スライド」を例に、テキストの一部をグレーアウトする方法について説明します。

 ブリッジ・スライドとは、下図のように、プレゼン全体の「大きな流れ」を示すととともに、「これから、何の話をするのか」を明確にするものですが、ご覧のとおり、「1.現状報告」「2.解決策」以外のテキストをグレーアウトすることで、よりわかりやすいスライドにすることができます。

必要枚数分のスライドを「コピペ」する

「ブリッジ・スライド」の作成手順は次のとおりです。

【手順1】もととなるスライドを作成し、左側の「サムネイル」で必要枚数分をコピペする

「サムネイル」でスライドを[Ctrl+C]でコピー。[Ctrl+V]で4枚のスライドを複製。

 

【手順2】2枚目のスライドを選択して、グレーアウトしたい文字を選択したうえで、[ホーム>フォントの色]で「グレー」に変換

1「サムネイル」で2枚目のスライドを選択。2グレーアウトする文字を選択。[3ホーム>4フォントの色]をクリック。5でグレーを選択する。

 

【手順3】同じ要領で、他のスライドもグレーアウトする

手順2と同じ要領で、1枚ずつグレーアウトする。

 このグレーアウトの手法は、ブリッジスライドのみならず、グラフスライドなど応用範囲が広いので、ぜひマスターしてください。それだけで、プレゼン資料の表現力は格段に向上するでしょう。