クラウドサービスや5G関連
リモートワーク普及で恩恵を受ける村田やイビデン
ところが、株式市場は悲観一色ではない。3月に歴史的な急落を経た後は、常に二番底への警戒感がくすぶりながらも、相場水準を切り上げる展開となっている。FRB(米連邦準備制度理事会)をはじめとする主要中央銀行が、異例の大規模金融緩和を打ち出し、大量の流動性供給に踏み切ったことが株高を後押ししている。
だが、それだけではない。仕事、教育、医療などで遠隔での作業やサービスが余儀なくされたことで、クラウドサービスや次世代通信規格「5G」などが想定以上のスピ-ドで整備されるのは必至だ。その恩恵を受ける企業が注目を集めている。
5G関連機器に不可決な積層セラミックコンデンサで高いシェアを持つ村田製作所や、5G向け半導体パッケージ基板が好調なイビデンなどである。イビデンはこの逆風下に、20年3月期の営業利益が94%増益を達成、21年3月期も37%の増益を見込む。
危機は常に、変革の好機でもある。株式市場では、勝ち馬に乗った銘柄が成長を続け、将来的に大化けする可能性もある。そんな「強い株」をどのように発掘すればよいのか。「週刊ダイヤモンド」6月6日号では、注目10大セクターについて、トップアナリストの見解を参考に、直近の決算分析から、持続的成長が見込める銘柄まで徹底解説したので、参考にしてほしい。