中長期的に2、3倍を狙える安定成長株
個人にも人気があるMonotaROは10年で株価67倍
株式投資では、業績変動の激しい企業に一喜一憂するのもいいが、毎期、業績を着実に伸ばして、中長期で2倍、3倍の株価が狙える銘柄を長期保有するのも醍醐味だ。そんな銘柄を選ぶ際に注目したいのが、過去の業績推移である。なぜならば、中長期で安定的に成長している企業であれば、経営力が高く、他社が簡単に真似できないビジネスを展開している確率が高いからだ。
「直近10年間の増収と増益回数が各7回以上」「直近5年の売上高伸び率が年率4%以上」と「直近5年の営業利益伸び率が年率7%以上」など7つの条件で、精鋭候補を選んだ。1位はレーザーテック。EUV(極端紫外線)を使うマスク欠陥検査装置が好調で、株価も上場来高値を更新している。予想PER(株価収益率)が75倍と高いが、6月期決算のため7月末ごろに発表される来期予想次第でPERは大きく切り下がる。
4位のMonotaROは、事業者向け工業用資材の通信販売「モノタロウ」と一般消費者向け通販を展開し、直近10年で売上高は9倍、営業利益は14倍に達している。この間、株価は67倍に上昇。現在も、4月の売上高は前年同月期で20%増を記録。特に、一般消費者向け通販が好調だ。
これらの企業は多少PERが高くても、高水準の成長を継続すれば、株価はいずれ高値を更新する。医療関係者向けの情報を提供するエムスリーは、常に50倍以上のPERをつけながら、10年間で株価は10倍以上になった。今年4月にも新型コロナ危機の中、上場来高値を更新している。
このほかにも、「週刊ダイヤモンド」6月6日号では、最新決算の分析をもとに、株価の下落リスクが小さい「高配当株」、高成長で割安な「中小型株」、時価総額の高い主要銘柄の株価診断などを掲載。様々な角度から、魅力的な株を紹介しているので、投資の参考にしてほしい。