パリの人気スポット(芸術編)

●ルーヴル美術館 Musee du Louvre

フランス,パリ,ルーヴル美術館世界で最も有名な美術館のひとつルーヴル美術館

『モナ・リザ』、『ミロのヴィーナス』をはじめとする美術の至宝を所蔵する、世界で最も有名な美術館。12世紀以来、歴代国王の宮殿だったもので、美術館として開館したのはフランス革命後、1793年のことです。その所蔵品は王のコレクションを基礎にしており、さらにナポレオン1世が遠征から持ち帰った“戦利品”が加わりました。

 1980年代、ミッテラン大統領(1916~1996年)の肝いりで大改造計画が実施され、中庭の中央に美術館の入口ともなるガラスのピラミッドが誕生しました。3つのセクションに分けられた各展示室へは、ピラミッドの下にあるナポレオンホールからアクセスします。

 時間がないときは、セクションのひとつ「ドノン翼」2階から見学を始めるといいでしょう。『モナ・リザ』をはじめ、有名作品が集中しています。

●オルセー美術館 Musee d’Orsay

フランス,パリ,オルセー美術館「印象派の殿堂」と呼ばれるオルセー美術館

 1900年に駅舎として建てられた建物をそのまま利用し、1986年に開館した美術館。造りのユニークさもさることながら、印象派を中心としたコレクションの素晴らしさで、ルーヴルと並ぶ人気を誇ります。

 作品は、地上階、2階、5階、さらに2011年の改装工事で加わったパヴィヨン・アモンに分かれて展示されています。なかでも5階は、ルノワール(1841~1919年)の『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』、モネ(1840~1926年)の『ルーアンの大聖堂』など印象派の珠玉の名作がずらりと並び、オルセーが「印象派の殿堂」と呼ばれるのも納得できることでしょう。2019年には「ベルシャス・ギャラリー」と呼ばれる後期印象派展示室が新しくオープンしました。

●オランジュリー美術館 Musee de l’Orangerie

フランス,パリ,オランジュリー美術館モネの『睡蓮』の展示で有名なオランジュリー美術館

 19世紀にオレンジ(オランジュ)など柑橘類の温室として造られ、その建物を改修して1927年に美術館としてオープンしたことから、この名前が付きました。

 この美術館で観るべきは、なんといっても8枚からなるモネの大作『睡蓮』です。ふたつの楕円形からなる展示室は、フランス国家に寄贈されたこの作品のために用意されました。天井からはモネが望んだ自然光が降り注ぎ、鑑賞していると、モネの庭の水辺を歩いているような気分になります。

 このほか、画商ポール・ギヨーム(1891~1934年)とその夫人、彼女の2番目の夫ジャン・ヴァルテールによって集められたコレクションも展示。ルノワール、スーティン(1893~1943年)、モディリアニ(1884~1920年)など、印象派からエコール・ド・パリにいたる、近代絵画の流れを観ることができます。

●パレ・ガルニエ Palais Garnier

フランス,パリ,パレ・ガルニエ「オぺラ座」として名高いパレ・ガルニエ

 1875年に完成したネオ・バロック様式のオペラハウス。19世紀後半、大規模なパリの都市改造計画を行ったナポレオン3世(1808~1873年)の命で建設されました。設計者はシャルル・ガルニエ(1825~1898年)。その名前をとって、「パレ・ガルニエ」と呼ばれています。

 内部は、貴族や資産家の社交場としてふさわしい、壮麗な装飾が施されています。広い大理石の大階段、金箔を貼った壁とシャンデリアがきらめくグラン・フォワイエ(大広間)、シャガールの天井画で飾られた客席など、公演のない時間帯に内部を見学することができます。

●フォンダシオン・ルイ・ヴィトン Fondation Louis Vuitton

フランス,パリ,フォンダシオン・ルイ・ヴィトン建築ファンも注目のフォンダシオン・ルイ・ヴィトン

 ルイ・ヴィトン財団によって2014年に開館したアートギャラリー。パリの西に広がるブーローニュの森の中にあり、コンテンポラリーアートを軸としたユニークな企画展を開催し、新しいアートの発信地として注目を集めています。

 設計を担当したのは、ビルバオ(スペイン)のグッゲンハイム美術館などの作品で知られる建築家フランク・ゲーリー(1929年~)。3600枚ものガラスパネルなどを使った斬新なデザインで、建築ファンにとっても人気のスポットとなっています。