全国の医師の3人に1人が利用する情報サイト
メドピアは3年後、売り上げ3倍を狙う

 3位のメドピアは、医師向けの情報サイトを運営する。現役の医師である石見陽社長が、最初は学会などでビラを配ったりして集めた医師が今や12万人を超える。全国の医師の3人に1人が、情報サイトの「MedPeer」に参加している計算になる。

 単に参加しているだけでなく、「実際に、医師同士が薬剤や疾患などのさまざまなテーマで活発に情報交換をしていることが強み」(平林利夫・メドピア執行役員)。

 例えば、MedPeerの「薬剤評価掲示板」では、医師同士が薬剤の処方実感を口コミで共有。その口コミ件数は60万件以上に及ぶ。「症例相談」では、450人以上のエキスパートが臨床の疑問に答える仕組みが整っている。

 これまでは、サイト内に掲載される製薬会社などの広告が収益源となっていたが、コロナの影響を受けて、ウェブ講演会など製薬会社のオンライン化支援が加速。「52億円の売り上げ(20年9月期見込み)を23年9月期には150億円に増やす」(平林執行役員)のが当面の目標だ。

 紹介した2社は、いずれもこの8月以降、株価が上場来高値を更新している。

時価総額が小さい方が値上がり幅は大きい
来期以降も業績が伸びそうな企業を探す

 今回のランキングでは、売上高営業利益率を5%以上でスクリーニングしている。業種によって利益率の水準は変わるが、欲を言えば10%以上は欲しい。利益率が高ければ、外的要因による減収などで、利益が激減するのを防ぐことができるし、売上高が伸びれば、利益率が高いほど利益も増えるからだ。

 また、株価のさらなる上昇を狙って投資するには、来期以降の業績の伸びが大切になる。成長株の多くはPER(株価収益率=株価÷1株当たり利益)が高く、数年先の利益まで株価に織り込まれていることがほとんどだ。だがPERが高くても、今後さらなる利益成長が見込めるのであれば、現在のPERも正当化できる。

 成長株投資で大切なのは、時代のトレンドに沿って、今後の業績が伸び続けるかどうかを見極めることだ。参入障壁があったり、独自のビジネスモデルを築いていたりして利益率が高いなら、稼ぐ力のある成長企業ということになり、さらに魅力度は高まる。

 より大きな値上がり益を狙うなら、時価総額は小さい方が有利だ。上場して長い年月がたっているのに時価総額が小さいのは問題外だが、まだ上場して数年以内なら、大化け株になる可能性が高いということだ。例えば、時価総額が500億円に満たない企業の中から、来期以降も業績の伸びが期待できそうなところを選び、業績が順調な限り長期で保有するのも、成長株投資の醍醐味である。

Graphic:Daddy's Home

【全140銘柄の「成長株」を網羅した完全版】はこちら