賢人100人に聞く#13
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2020年の実質経済成長率はユーロ圏が▲8%前後、英国は▲10%前後と大幅なマイナスになりそうだ。欧州復興基金は成長率を上向かせる材料となるものの、景気回復の足取りは緩やかなものになる見込みだ。特集『賢人100人に聞く!日本の未来』(全55回)の#13 では、欧州経済のスペシャリスト3人にユーロ圏経済と英国経済の22年までの成長率予測を聞いた。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)

田中 理 
第一生命経済研究所主席エコノミスト

田中 理

【実質経済成長率予測値】
◆ユーロ圏経済
2020年 ▲7.3% 
21年 4.6% 
22年 2.0%
◆英国経済
20年 ▲10.1% 
21年 5.8% 
22年 2.1%

 段階的な都市封鎖解除で2020年7~9月期の景気は大きくリバウンド。新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒や政策効果息切れでその後の景気回復は緩慢。ユーロ圏は21年後半以降に欧州復興基金が本格稼働し、成長率を押し上げる公算。英国はブレグジットを巡る不透明感も景気回復の足かせに。ユーロ圏、英国共に危機前のGDP(国内総生産)水準回復は23年。