運動性能の高さも
特筆すべき点

 今回袖ヶ浦フォレストレースウェイというサーキットで運動性能も体感した。スバルの新時代プラットフォームのSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)の良さを改めて実感した。

新型レヴォーグ
Photo:SUBARU

 ボディ剛性の高さをサーキットの縁石に乗った瞬間や、高速域での左右の振り返しなどでヨレないボディを実感する。これはサーキットだけでなく、一般道においても段差やワダチを乗り越える際に実感できるはずだ。今回足回りのトピックとして、開発陣が「キャラ変」と称する、ドライブモードセレクトをSTI Sportに装備。電子制御ダンパーを装備しコンフォートからスポーツモードへ変更できる。

新型レヴォーグ
Photo:SUBARU

 併せてエンジン出力やパワーステアリング、AWD制御なども変更し、快適性のコンフォートからスポーツ度高めたスポーツ+まで変更できる。実際サーキットを走行しモードを切り替えると、確かに“キャラ変”し穏やかな感じからスポーティーな感じへと変化する。街中ではコンフォートで高速道路ではスポーツ、時にサーキットなどを楽しみたい時にはスポーツ+など、シチュエーションによって、また乗車している人によって切り替えて楽しむこともできる。中間グレードのGT-Hなどには装備されないのは残念だが、GT-Hも評価の高いサスペンションセッティングが施され、普通に乗っている分には何一つ問題はないはずだ。

自分に必要な装備を選ぶ
楽しさと難しさ

新型レヴォーグ
Photo:SUBARU

 アイサイトは全車標準装備だが、アイサイトXは+35万円のオプション設定となる。デジタルコックピットの12.3インチフル液晶メーターと11.6インチのセンターインフォメーションは、アイサイトXを装備するEXグレードには標準装備となる。

 11.6インチのセンターインフォメーションは通常グレードにもメーカーオプションで選択可能なので、スマホライクなセンターインフォメーションが欲しい人は選ぶことも可能だ。アイサイトXは自動車専用道路での使用となるため、高速道路などを頻繁に使わない人にとっては必要でない場合もあるだろう。

 先進安全機能は全車標準装備なので、安全機能に関してはアイサイトXがなくても問題はない。また自分のお気に入りのオーディオやナビを組みたいという方には、オーディオレス仕様も選べる。

 ドライブモードセレクトで走りのキャラ変を楽しみたければ、STI Sport一択になるが、そこまで必要ないというのであればGT-Hでもなんら問題ない。自分に何が必要か、どのように楽しみたいのかを考えて選べるのは、楽しくもあるが取捨選択の難しさもある。それが車を買う楽しみでもあるが、悩ましい部分でもある。

 もし自分が買うのであれば、デジタルコックピットは体感したいし、ドライブモードセレクトも楽しみたい。ということで、STI SportのEXグレードと1番高い仕様になってしまう。値段としては高いが、装備と機能を考えればお買い得な値段なのではないかと思う。

新型レヴォーグ
Photo by Naoki Yukioka

 正式発売前の先行予約時期にもかかわらず、多くの人がディーラーや各地を巡る展示キャラバンに出向いていてそれだけ注目度は高い。装備をフルに付けた場合は、価格は上昇するが、装備内容や安全装備を考えれば価格は抑えられており、コストパフォーマンスとしては悪くない。

 スバルは一般のリアルワールドで性能を感じてもらいたいと、公道でのメディア向けの試乗会をよく行うメーカーだ。リアルワールドでのボディ剛性や電子制御の足回り、進化したアイサイトXが実際の高速道路ではどれほどの性能なのか。テストコースでは分からないリアルな反応はどのような走りを見せるのか、一般公道での走りが楽しみだ。